過去記事でも変な客の事は書いた。
そもそも客ではないひやかし等、やっかいな通りすがりも多かった。
やっかいな通りすがりに関してはまた別の機会に書くとして、そもそもの話。
最近のレストランはショーウインドウに置く料理のサンプルを少なめにしているね。
もしくは、液晶パネルでのデジタルな表示。
昔はサンプルが人目をひく程大きなショーウインドウに大量に置かれていた。
だから、じっと足を止めてサンプルを眺める人が多かった。
どちらかというと、女性が多い。
「孤独のグルメ」にあるように、男性はまずパっと店に入ってからメニューを見たり、「文字」の情報で店に入る事を決めたりする。
反対に、女性は美味しそうなサンプルのビジュアルで決める傾向がある。
過去記事に書いた「麻婆豆腐が見本と違う!」とクレームをつけてきたおばあさん2人組も、きっとサンプルを見て決めたんだと思う。
ランチタイム等のピークタイムには「案内係」という仕事があった。
いわゆる「呼び込み」で、「今ならすぐにご案内できますよ!」等と声をかける。
そういう人が店頭に立つとかえってショーウインドウを落ち着いてゆっくり見られないと感じる人が多いのか、蜘蛛の子を散らすようにいなくなってしまうのだった。
つづく