NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が最終回を迎えた。

終わり方、北条義時の死については賛否両論の描き方だったけれど、大河ドラマ史上もっとも救われない、けれどこうするしかなかったという複雑な気持ちになった。
子供心に1984年の「山河燃ゆ」もショッキングな終わり方だった。
奇しくも最近リメイクされたドラマ版では小栗旬君が主役を演じていた。
 

最後の数分でどんでん返しになるのは中学生の頃見た海外ドラマ「ヒッチコック劇場」を思い出させた。
30分番組だけど、下手すりゃ最後の1分でひっくり返された。

どんな結末になるのか、放映前にいろいろネットでも予測されていた。
義時は病死ではなくて恨まれて殺されるであろうという事は娘と意見が一致していた。
中でも毒殺説が有力だったので、まず、妻に盛られるであろう事は結果当たっていた。

娘と考えたのがいろんな人から少しずつ恨みを買っていたので少しずつ毒を盛られるという事。
最終回の直前、家族間では和解しており、大幅に外れてしまった。
しかし、いやいや、やはり再び家族との間に決定的な亀裂の入る出来事が起きるのではないか、とも思った。
その1つが暗殺者トウの扱いと予測していた。

暗殺者トウは絶対悲惨な死に方をするとばかり思っていた。
せつや頼家や善治をはじめ、たくさん殺し過ぎているし。
最終的に政子に救われるけれど、「いやいや、そいつが息子を殺した張本人だよ」とつっこみたかった。

トウは政子の自殺を寸前で止めた命の恩人であるが、義時と政子でトウの処遇を巡ってもめるのではないかと予測していた。
娘は「俺の女になれと言われて本当に三浦の女になる」と予測した。
なるほど、裏切ったトウを義時が粛清するというのもありだな、と。
死ぬ間際に政子に頼家を殺した事を詫びるとか。

まず運慶が夾竹桃みたいな毒のある木の根っこで掘った仏像を渡し、それを義時が手にする。
運慶が「頭をかじると徳があがる」とか適当な事言って義時がかじる。
(余談だけど、運慶、「うる星やつら」の錯乱坊に似ていたな)

その後具合が悪くなった義時のおかゆに泰時が毒を盛る。

しかし既に実衣が酒の方に別の毒を入れていた。

苦しむ義時にのえが毒キノコを食べさせる。
ついでに邪魔な泰時にも「美味しいよ」と言ってきのこを食べさせようとするが、泰時は「あんたきのこ嫌いって言ってたじゃん」と、見破る。

全身冷や汗の義時に三浦がしゅうまいを持ってくる。
「これをたっぷりつけて食べると美味いんだ」と。
辛子をたっぷりつけて、おかゆにワンバンさせ、食べて誤嚥

政子の腕の中で眠る義時。
2人で大姫の呪文を唱えながら。

「チンタラポンチンカー」
「チンラタポンチンカー」

時房「プルップ・・・」


語り(長澤まさみ)「正しくはオンタラクソワカである」