山の炉端ばなし「南ア・赤石岳と南朝の大将軍・宗良(むねなが)親王」 | とよだ 時(とよた時・豊田時男)のブログ


▼「南ア・赤石岳と南朝の大将軍・宗良(むねなが)親王」

【説明概略文」
 赤石岳の北側に「大聖寺平」という所があります。こ

の名は南北朝時代、西麓大鹿村大河原に籠居していた宗

良(むねなが)親王の故事による「大小寺平」ちなむと

いわれています。



 宗良(むねなが)親王は、南朝後醍醐天皇の皇子。南

北朝廷の争いで信濃国に入り、大河原に幽居。しばしば

赤石岳の山頂に登り、足利氏調伏を祈ったという。



 その後、約30年間にわたって大河原を根拠に駿河、武

蔵、上野、越後、美濃、尾張などを転戦ののち、ここで

死去したとされ、この一帯にはいまでも宗良(むねなが)

親王伝説残っています。



 荒川岳から南下、荒川小屋を過ぎると大河原方面へ下

る分岐で、指導標とケルンが建っています。このあたり

の平坦地が大聖寺平。



 近くに霊神碑などもあり、そんな歴史を秘めたところ

とはとても思えません。登山者は黙々と赤石山頂をめざ

します。

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