おはようございます。

 

先週末の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。

 

NYダウは1.01%安の40,345.41と続落、NASDAQは2.55%安の16,690.83と反落、S&P500は1.73%安の5,408.42と4日続落しました。

 

米国債10年物利回りは、3.708%と2bp低下しました。米国債2年物利回りは、3.654%と8bp低下しました。

 

ドル円は、1ドル142.315円とドル安円高基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル68.16ドルと下落しました。

 

SOX指数は、4.52%安の4,528.21と続落しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は35,150 ▼1,210、CME日経平均先物は35,255 ▼1,755となっています。

 

 

S&P500セクター別では、REAL ESTATEが0.00%高と1セクターが上昇した一方で、COMMUNICATION SERVICESが2.90%安、CONSUMER CYCLICALが2.81%安、TECHNOLOGYが2.40%安となるなど10セクターが下落しました。

 

本日の東京株式市場は、先週末の米国株式市場で主要3指数が下落して還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル安円高基調で推移していることなどを嫌気して、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で下落して寄り付きそうです。

 

先週末発表された8月米雇用統計の内容は強弱入り交じる内容だったことから、取引開始直後は売り買い入り交じり米主要3指数は上昇して始まりましたが、景気減速懸念が強まる中次第に売りに押され、結局主要3指数はそろって下落して取引を終えました。

 

ドル円も発表後はドル高円安に振れる時間帯もありましたが、結局米国株安につられる形でドル安円高基調の推移となりました。

 

こうした海外市況の軟化を受け、本日の東京株式市場は海外売上高比率の高い銘柄を中心に売られる展開が継続しそうです。

 

今週はメジャーSQ週と言うこともあり、デリバティブ市場での思惑的な売買も加わりボラの高い展開となりそうで、すでに大証ナイトの日経平均先物などは先週末の東証終値比で大きく下落した水準での着地となっています。

 

米国株式市場が軟調な展開が続くと、9月FOMCでの0.5%利下げの確度が高まり、ドル円も日米金利差縮小への思惑からドル安円高に振れるため、東京株式市場は株、為替ダブルでマイナスの影響を受ける様相となりそうです。

 

今週も二番底を探る展開をメインシナリオに、週末までに二番底が確定して来週以降は落ち着く展開となることを想定していますが、月末まで日米の金融政策を巡って債券・為替・株式市場が大きく動く可能性も視野に入れておいた方がいいかもしれません。