おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇しました。

 

NYダウは1.76%高の39,446.49と反発、NASDAQは2.87%高の16,660.02と反発、S&P500は2.30%高の5,319.31と反発しました。

 

米国債10年物利回りは、3.989%と5bp上昇しました。米国債2年物利回りは、4.036%と5bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル147.268円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル75.96ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、6.86%高の4,730.01と反発しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は35,700 △920、CME日経平均先物は35,575 △1,205となっています。

 

 

S&P500セクター別では、TECHNOLOGYが3.31%高、COMMUNICATION SERVICESが2.41%高、INDUSTRIALSが2.30%高となるなど全11セクターが上昇しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきたことや、外国為替市場でドル円が昨日東証大引け時点と比較してドル高円安基調で推移していることなどを嫌気し、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付きそうです。

 

先週末発表された7月米雇用統計で失業率が上昇したことでサームルールに抵触し米景気後退懸念から世界的な株価下落局面が訪れましたが、昨晩発表された週間の新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことで今度は景気後退懸念が後退し、米国株式市場は大きく反発、日経平均先物も大きく上昇して還ってきました。

 

米国の失業率は、日本とは違い移民が多く労働可能人口が増えやすいため単純に失業率が上がりやすい人口動態になっており、単純にサームルールに抵触したから景気後退と言えないということも背景にあるのかもしれません。

 

日銀とは違い、FRBはデュアルマンデートを標榜しているため、物価と労働の両方の経済指標に敏感なのは致し方ないのかもしれません。

 

とりあえずSQ値は先月(41,531.26円)からは大きく下落した水準ではあるものの、昨日と比較してかなり上の水準で寄り付きそうです。

 

今年のSQ値の安値(1月限36,025.97円)を更新するのは確実ではあるものの、昨年の高値(9月限32,921.39円)は上回って決まりそうです。

 

昨年12月限が32,639.57円とほぼ同水準なので、このあたりを今年の下限に想定していますが、月曜日、火曜日には下回っているため一応の目安には過ぎません。