おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇しました。

 

NYダウは0.76%高の38,997.66と4日ぶりに反発、NASDAQは1.03%高の16,366.85と4日ぶりに反発、S&P500は1.04%高の5,240.03と4日ぶりに反発しました。

 

米国債10年物利回りは、3.891%と11bp上昇しました。米国債2年物利回りは、3.992%と9bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル144.616円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル72.81ドルと下落しました。

 

SOX指数は、1.06%高の4,567.57と4日ぶりに反発しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は33,400 ▼840、CME日経平均先物は33,605 △415となっています。

 

 

S&P500セクター別では、REAL ESTATEが2.30%高、FINANCIALSが1.46%高、COMMUNICATION SERVICESが1.22%高となるなど全11セクターが上昇しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇しましたが、上昇率が一昨日の下落率の半分にも満たない低い水準で還ってきたことや、外国為替市場でドル円が昨日東証大引け時点と比較してドル安円高基調で推移していることなどを嫌気し、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で下落して寄り付きそうです。

 

昨日の東京株式市場で、日経平均株価とTOPIXは過去最大の上昇幅、過去4番目の上昇率となるなど、一昨日の下落分の大半を埋めましたが、米国株式市場の反応は思わしくなかったこともあり、また昨日の東証大引け間際に一時ドル円が1ドル146円台前半まで戻す場面もありましたが、そのドル高円安の流れに一服感が出てきていることもネガティブに作用し、再度下値模索の展開となりそうです。

 

ただ、さすがに日経平均株価で31,000円台前半までの下落はオーバーシュート気味だと考えており、本日はそこまでの下落は想定していませんが、二番底を探る展開になることも視野に入れておいた方がいいかもしれません。

 

いずれにせよ、ボラの高い展開が継続しているため決めつけは禁物で、柔軟に対応することが必要になりそうです。

 

また、昨日発表のあった信用取引残高から計算される先週末の信用倍率は8.72倍と、遡れる1994年12月以降で最高となった4月第3週の7.29倍を超えた水準となっています。

 

そうした潜在需要の歪みが昨今の乱高下の原因の一つとなっている可能性もあり、今後も警戒しておいた方がいいかもしれません。