昨晩の米国株式市場は、主要3指数が高安まちまちの展開となりました。

 

NYダウは0.20%高の39,935.07と3日ぶりに反発、NASDAQは0.93%安の17,181.72と3日続落、S&P500は0.51%安の5,399.22と3日続落しました。

 

米国債10年物利回りは、4.247%と4bp低下しました。米国債2年物利回りは、4.435%とほぼ変わらずでした。

 

ドル円は、1ドル153.911円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル78.26ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、1.96%安の5,005.36と3日続落しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は37,700 ▼30、CME日経平均先物は37,700 ▼345となっています。

 

 

S&P500セクター別では、ENERGYが1.47%高、INDUSTRIALSが0.76%高、FINANCIALSが0.28%高となるなど4セクターが上昇した一方で、COMMUNICATION SERVICESが1.86%安、TECHNOLOGYが1.14%安、UTILITIESが0.88%安となるなど7セクターが下落しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数が高安まちまちの展開で還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は昨日の東証終値近辺で寄り付きそうです。

 

昨日一時1ドル151円台後半をつけたドル安円高の動きに一服感が出てきていることや週末と言うことでポジションをニュートラルに戻す動きも出ることが考えられることから、日経平均株価やTOPIXなどの主要株価指数も一旦大きく下落する流れに歯止めがかかることを想定しています。

 

ただ、引き続きNASDAQが下げ止まっていないことやSOX指数も続落していることなどから高PERの値がさ半導体関連銘柄に下げ止まりの兆しが見えない場合は、日経平均株価は下値模索の展開が継続することになりそうです。

 

一方で、ドル安円高の流れに一服感が出てきたことが好感されれば、海外売上比率の高い銘柄を中心に買戻しの動きが強まり、低バリュエーションの大型株がTOPIXを押し上げることになるかもしれません。

 

ただ、来週開催される日銀政策決定会合やFOMC、依然として不安定な動きを見せる為替、そして個別企業の決算内容などへの警戒感が週末要因と相まって、下落基調が継続する可能性も視野に入れておいた方がいいかもしれません。