おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数が高安まちまちの展開となりました。

 

NYダウは0.08%高の39,753.75と続伸、NASDAQは1.95%安の18,283.41と8日ぶりに反落、S&P500は0.88%安の5,584.54と8日ぶりに反落しました。

 

米国債10年物利回りは、4.209%と8bp低下しました。米国債2年物利回りは、4.515%と11bp低下しました。

 

ドル円は、1ドル159.200円とドル安円高基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル82.89ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、3.47%安の5,699.66と反落しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は41,630 ▼740、CME日経平均先物は41,560 ▼910となっています。

 

 

S&P500セクター別では、TECHNOLOGYが2.74%安、COMMUNICATION SERVICESが2.58%安、CONSUMER CYCLICALが1.47%安となるなど4セクターが下落した一方で、REAL ESTATEが2.66%高、UTILITIESが1.83%高、BASIC MATERIALSが1.42%高となるなど7セクターが上昇しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数が高安まちまちの展開で還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル安円高基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で下落して寄り付きそうです。

 

6月米CPIの発表を受け米長短期金利が低下したにもかかわらずNASDAQが大きく下落したことや、昨晩の外国為替市場でドル円が一時1ドル157円台半ばまで急伸したことなどから、日経平均株価は大きく反落して寄り付きそうですが、売り一巡後の動きに注目したいところです。

 

算出される日経平均株価のSQ値が昨日の東証終値と比較してかなり下の水準で決まることで、「幻のSQ値」となる懸念が少なくなるのではないかと思います。

 

また、昨日東証プライム市場で見られていた物色対象の広がりが本日も見られるのか、あるいは週末要因で一斉に調整ムードが広がるのか、など来週の相場に向けて兆候のようなものが感じられるのかなどにも注目したいと思います。

 

先週末の日経平均株価の終値40,912.37円、TOPIXの終値2,884.18ptから比べると恐らく上回った水準で今週末着地しそうですが、ザラバ中はボラティリティの大きな動きとなる可能性もあり注意したいところです。

 

先週末の投資部門別売買動向で明らかになった国内勢は昨日まで売り越し基調が続いている可能性が高く、米国株式市場同様に出遅れ気味の銘柄に物色が広がる展開となれば案外底堅く推移するかもしれません。