こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。

 

日経平均株価、TOPIXは3日続伸、東証グロース市場250指数は3日ぶりに反発、東証REIT指数は反発しました。

 

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなどを好感し、日経平均株価、TOPIXともにザラバ、終値での史上最高値を連日で更新しました。

 

日経平均株価やTOPIXなどの主要株価指数が史上最高値を更新する中、出遅れ気味だった小型株を中心に循環物色の流れから多くの銘柄が上昇しました。

 

ただ、それでも25日平均ベースの東証プライム市場の騰落レシオは120を超えておらず、依然として指数寄与度の高い銘柄への一極集中型の相場展開がようやく落ち着いた形となったにすぎないのではないかと思います。

 

こうした物色の広がり、あるいは循環物色が今後も継続すれば、息の長い上昇が続くことになりそうです。

 

今晩発表される6月米CPIを受けた米国債券・株式市場や外国為替市場、そして明日はマイナーSQ、週末などカレンダー上のイベントなどもあるため動きにくいのではないかとは思いますが、週末要因からマイルドな下落を想定しています。

 

さて、昨日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、7月第1週(7/1~7/5)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

 

まず、先週7月第1週(7/1~7/5)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

07/08    40,863.14    41,112.24    40,780.70    40,780.70    -131.67
07/05    41,009.36    41,100.13    40,746.89    40,912.37    -1.28
07/04    40,747.59    40,971.23    40,604.15    40,913.65    +332.89
07/03    40,225.83    40,694.21    40,172.85    40,580.76    +506.07
07/02    39,543.61    40,113.48    39,457.62    40,074.69    +443.63
07/01    39,839.82    39,942.69    39,537.10    39,631.06    +47.98
06/28    39,593.01    39,783.70    39,485.73    39,583.08    +241.54

 

先週は、NASDAQとS&P500が史上最高値を更新するなど米国株式市場を中心に海外株式市場が堅調だったことや、為替市場でドル円がドル高円安基調で推移したことや、国内長期金利が1.05%を上回って推移するなど、背景となる投資環境が上向く中、日経平均株価、TOPIXともに史上最高値を同日更新するなど歴史的なターニングポイントを迎えた一週間でした。

 

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかをグラフで見てみます。

 

上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

 

 

 

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、海外投資家(1,923億円)、事業法人(1,256億円)、投資信託(1,032億円)などでした。

 

一方で、売り越した主な投資主体は、個人(5,103億円)、都銀・地銀等(284憶円)、生保・損保(269憶円)などでした。

 

2023年3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、

 

証券会社自己売買部門:3兆2,277億円の買い越し

法人:8兆119億円の売り越し(そのうち信託銀行が9兆4,534億円の売り越し)

個人:4兆4,430億円の売り越し

海外投資家:9兆7,041億円の買い越し

 

となっています。

 

一方で、今年度に入ってからの14週累計では、

 

証券会社自己売買部門:2兆6,494億円の売り越し

法人:8,528億円の買い越し(そのうち信託銀行が7,747億円の売り越し)

個人:1,480億円の買い越し

海外投資家:1兆5,779億円の買い越し

 

となっています。

 

また、上記2期間のスパンに加えて、2024年初、つまり大発会から先週までの27週累計を集計してみると、

 

証券会社自己売買部門:1兆4,488億円の買い越し

法人:5兆3,356億円の売り越し(そのうち信託銀行が4兆9,207億円の売り越し)

個人:8,275億円の売り越し

海外投資家:4兆6,692億円の買い越し

 

となっており、日経平均株価とTOPIXが史上最高値を更新した先週末時点での今年のパフォーマンスは、一概には言えませんが、個人、機関投資家問わず国内勢から海外勢に富が移転している傾向にあると言えそうです(不動産と同じ構図か)。

 

日経平均 41,831.99 △251.82(+0.61%)

 

TOPIX      2,909.20 △13.65(+0.47%)

 

売買代金(東証プライム) 4,765,084百万円

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  111.12  値上がり銘柄数 638  値下がり銘柄数 931

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。