こんばんは。
本日の東京株式市場は、主要株価指数が高安まちまちの展開となりました。
日経平均株価、TOPIX、東証REIT指数は反発、東証グロース市場250指数は続落しました。
本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなどを好感し、昨日大きく下落していたこともあり自律反発狙いの買いや買い戻しの動きが強まり日経平均株価、TOPIXともに反発して取引を終えました。
ただ、反発力は弱く、日経平均株価の5日MA、20日MA、60日MAがすべて下向きとなり、また昇順に並ぶパーフェクトオーダーを示現し、目先弱気トレンド入りする可能性を示唆しており注意しておきたいところです。
欧州の政情不安や国内長期金利が再上昇するなど株式市場を取り巻く環境に一時の楽観論が後退した形で、東京株式市場は過去最高値圏での膠着状態が続いています。
下値が堅いのか、それとも上値が重いのか、それぞれの立場で感じる相場状況は異なるでしょうが、少なくとも株式を所有していて不安感を感じるような現状ではないと認識しています。
つまり、買い場ではないものの、かと言って売り場でもないといった印象でしょうか(ジョン・テンプルトンなど相場心理と株式投資を関連付ける名言からも)。
さて、本日東京証券取引所株式部から、「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)(2024/6/14申込み現在)」が発表されました。
まず、先週6月第2週(6/10~6/14)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。
日付 始値 高値 安値 終値 前日比
06/17 38,440.98 38,442.70 37,950.20 38,102.44 -712.12
06/14 38,587.57 39,025.70 38,554.75 38,814.56 +94.09
06/13 39,182.06 39,252.44 38,689.79 38,720.47 -156.24
06/12 38,865.15 38,945.99 38,809.36 38,876.71 -258.08
06/11 39,175.59 39,336.66 39,074.88 39,134.79 +96.63
06/10 38,689.78 39,081.54 38,689.78 39,038.16 +354.23
06/07 38,597.55 38,747.27 38,560.85 38,683.93 -19.58
先週は、11、12日にFOMC、14日にメジャーSQ、13、14日に日銀政策決定会合が開催されるなど、様子見姿勢を決め込む投資家が多くなると考えられる反面、思惑的な売買から先物主導で現物市場が荒れる可能性がありましたが、結果的にはボラティリティの小さい膠着相場となりました。
そんな中、信用取引残高はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。
上が2011年以降、下が2020年以降先週までの信用取引残高の推移グラフになります。
信用買残高は436億円(前の週比0.90%)増加して4兆8,697億円、信用売残高は210億円(前の週比2.84%)増加して7,608億円となっています。
信用買残高を信用売残高で割った信用倍率は6.40倍と、遡れる1994年12月以降で最高となった4月第3週の7.29倍や先々週の6.52倍よりは改善していますが、信用買残高が4月第3週の4兆8,645億円を超えてここ14年来では極大値を記録していることには注意しておいた方いいかもしれません(2011年以来信用残高の推移グラフを参照)。
日経平均 38,482.11 △379.67(+1.00%)
TOPIX 2,715.76 △15.75(+0.58%)
売買代金(東証プライム) 3,410,008百万円
騰落レシオ(25日移動平均ベース) 95.68 値上がり銘柄数 1,179 値下がり銘柄数 418
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売買結果
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本日は、ノートレでした。
本日のトレードの確定損益は、
[ 0 - 0 (売買手数料) + 0 (キャッシュバック) = 0 ]
となります。