おはようございます。

 

先週末の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。

 

NYダウは0.22%安の38,798.99と4日ぶりに反落、NASDAQは0.23%安の17,133.12と続落、S&P500は0.11%安の5,346.99と続落しました。

 

米国債10年物利回りは、4.433%と15bp上昇しました。米国債2年物利回りは、4.889%と16bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル156.774円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル75.38ドルと下落しました。

 

SOX指数は、0.27%安の5,287.24と続落しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は38,670 △20、CME日経平均先物は38,650 △15となっています。

 

 

S&P500セクター別では、FINANCIALSが0.35%高、TECHNOLOGYが0.20%高、HEALTHCAREが0.11%高となるなど4セクターが上昇した一方で、UTILITIESが1.09%安、BASIC MATERIALSが1.01%安、REAL ESTATEが0.86%安となるなど7セクターが下落しました。

 

本日の東京株式市場は、先週末の米国株式市場で主要3指数がそろって下落して還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は先週末の東証終値近辺で寄り付きそうです。

 

先週末に米労働統計局から発表された5月米雇用統計は、市場予想と比較して労働市場の引き締まりを示す統計値と緩みを示す統計値が同居しましたが、総じて堅調な労働市場の動向に米債券市場は長短期金利の上昇と言う形で答えました。

 

しかし、今回はあまり材料視されなかったのか織り込み済みだったのか、発表後の主要3指数は前日比でプラス圏とマイナス圏を行き来し、結局週末要因で下げた印象でした。

 

本日は、先週末の東京株式市場で米雇用統計の結果に対する米国債券・株式市場などに対する警戒感からヘッジしていた向きの反対売買から始まりそうですが、そうした売買が一巡した後は特段の材料もないことから方向感のない展開となることを想定しています。

 

ただ、今週は既発債の金利や為替、株式市場に影響のある重要イベントが目白押しのため、ボラティリティの大きな展開となるかもしれず、注意しておいた方がいいかもしれません。