おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数が高安まちまちの展開となりました。

 

NYダウは0.20%高の38,886.17と3日続伸、NASDAQは0.09%安の17,173.12と4日ぶりに反落、S&P500は0.02%安の5,352.96と5日ぶりに反落しました。

 

米国債10年物利回りは、4.289%と1bp上昇しました。米国債2年物利回りは、4.726%とほぼ変わらずでした。

 

ドル円は、1ドル155.602円とドル安円高基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル75.63ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、0.86%安の5,301.68と反落しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は38,660 ▼100、CME日経平均先物は38,635 ▼330となっています。

 

 

S&P500セクター別では、UTILITIESが1.03%安、INDUSTRIALSが0.60%安、TECHNOLOGYが0.47%安と3セクターが下落した一方で、CONSUMER CYCLICALが0.97%高、ENERGYが0.55%高、CONSUMER DEFENSIVEが0.35%高となるなど8セクターが上昇しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数が高安まちまちで還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル安円高基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は昨日東証終値近辺で寄り付きそうです。

 

来週のFOMCや日銀金融政策決定会合を前に見送り機運の強い展開が継続しそうです。

 

週末と言うこともあり持ち高調整の売買やヘッジ目的の売買が多そうですが、方向感のでるような展開ではなく、日経平均株価はこれまでのゾーンの中間である38,000円台で小動きの展開となることを想定しています。

 

米長期金利には低下一服感、国内長期金利は上昇一服感とこちらもまちまちですが、日本経済の体温計とも言われる国内長期金利の上昇基調は変わらないと考えています。

 

今春の春闘で決まった賃上げが景気に実質GDPにプラスに作用するか、あるいは期待インフレ率が高まるか、それともそれら両方が進行し名目GDPがプラスになるかは分かりませんが、大きな流れとして国内では長期金利の上昇、そしていずれ短期金利も上昇せざるをえない時期が近付いているのではないかと思います。