こんばんは。
本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって下落しました。
日経平均株価、TOPIX、東証グロース市場250指数は続落、東証REIT指数は12日続落しました。
本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって下落したことや、日米欧で長期金利が上昇、あるいは高止まりしていることを嫌気して、調整色の濃い一日となりました。
日経平均株価は一時1,000円に迫る値下げ幅を記録しましたが、引け値では大幅に下落幅を縮め、節目の38,000円の大台を維持し、また、小型株の多くが堅調だったこともあり、東証プライム市場では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回りました。
5月前半に決算発表を通過して今期の業績見通しが明るい企業が買われている印象で、長期金利の上昇もあり、低バリュエーション銘柄が選好される流れが継続しているようです。
さて、昨日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、5月第4週(5/20~5/24)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。
まず、先週5月第4週(5/20~5/24)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。
日付 始値 高値 安値 終値 前日比
05/27 38,766.21 38,900.02 38,667.93 38,900.02 +253.91
05/24 38,506.03 38,740.82 38,367.70 38,646.11 -457.11
05/23 38,803.13 39,129.47 38,617.43 39,103.22 +486.12
05/22 38,823.91 38,854.99 38,592.94 38,617.10 -329.83
05/21 39,232.16 39,346.15 38,942.28 38,946.93 -122.75
05/20 38,761.71 39,437.16 38,703.70 39,069.68 +282.30
05/17 38,561.04 38,842.49 38,539.56 38,787.38 -132.88
先週は、NVDAの決算発表への警戒感やFOMC議事要旨の内容などインフレの粘着性の強さが意識され、また国内では長期金利が1%の節目を意識した動きを見せる中、見送り機運の強い一週間となりました。
そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかをグラフで見てみます。
上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。
東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、事業法人(2,324億円)、個人(714億円)、その他法人等(218億円)などでした。
一方で、売り越した主な投資主体は、投資信託(1,258億円)、海外投資家(1,017憶円)、証券会社自己売買部門(840憶円)などでした。
2023年3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、
証券会社自己売買部門:3兆3,867億円の買い越し
法人:8兆9590億円の売り越し(そのうち信託銀行が9兆1,834億円の売り越し)
個人:3兆9,435億円の売り越し
海外投資家:9兆9,898億円の買い越し
となっています。
先々週まで4週連続で買い越していた信託銀行ですが、先週は売り越しでした。
売り越し額としては108億円と少額なので、売り越し基調に転換したかどうかは不明なので今後もフォローしていきたいところです。
国内債券価格が下落しているため、そちらに資金がシフトしたのかもしれませんが、わずか1週間では何とも言えません。
一方で、新年度に入ってからの8週に限って言えば、事業法人の買い越し基調が続いており、自社株買いやM&Aを通して安定的な買い主体として相場を下支えしそうです(好調な企業業績や潤沢なキャッシュフローの裏付けがあってこそですが)。
日経平均 38,054.13 ▼502.74(-1.30%)
TOPIX 2,726.20 ▼15.42(-0.56%)
売買代金(東証プライム) 4,398,549百万円
騰落レシオ(25日移動平均ベース) 97.11 値上がり銘柄数 983 値下がり銘柄数 616
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売買結果
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本日は、ノートレでした。
本日のトレードの確定損益は、
[ 0 - 0 (売買手数料) + 0 (キャッシュバック) = 0 ]
となります。