おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。

 

NYダウは1.09%安の38,461.51と3日続落、NASDAQは0.84%安の16,170.36と4日ぶりに反落、S&P500は0.95%安の5,160.64と反落しました。

 

米国債10年物利回りは、4.545%と18bp上昇しました。米国債2年物利回りは、4.973%と23bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル152.958円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル86.33ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、1.65%安の4,790.35と4日ぶりに反落しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は39,120 ▼430、CME日経平均先物は39,220 ▼380となっています。

 

 

S&P500セクター別では、ENERGYが0.38%高と1セクターのみ上昇した一方で、REAL ESTATEが4.10%安、UTILITIESが1.73%安、BASIC MATERIALSが1.55%安となるなど10セクターが下落しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって下落して還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で下落して寄り付きそうです。

 

昨晩米労働省が発表した3月のCPIは総合、コアともに市場予想を上回ったことで、FRBの早期利下げ観測が後退し、米国株式市場は比較的大きな調整となりました。

 

また、米債券市場で長短期金利が大きく上昇したことを受け、外国為替市場でドル円がドル高円安に振れ1ドル152円の節目を突破し、一時1ドル153円台前半までドル高円安が進行しました。

 

こうした外部環境の大きな動きを受けて始まる本日の東京株式市場も調整色の強い展開となることが想定されます。

 

ただ、1990年6月以来34年ぶりのドル高円安進行を受け、海外売上比率の高い銘柄の経常利益へのプラスの影響をどうジャッジするかで個別銘柄は動く可能性もあり、昨日同様木を見て森を見ないような相場展開となることも考えられます。

 

また、金融当局による為替介入への警戒感も根強くドル円が不安定な動きを見せれば、マイナーSQ前と言う特殊事情もあり、日経平均株価やTOPIXなどの株価指数が振れ幅の大きな動きとなる可能性もあり、注意しておいた方がよさそうです。