こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。

 

日経平均株価は反発、TOPIXは4日ぶりに反発、東証グロース市場250指数は4日続落、東証REIT指数は7日ぶりに反発しました。

 

 

本日の東京株式市場は、昨晩の大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物が大幅に上昇して還ってきたことから寄り付き後しばらくは堅調な推移を見せていましたが、上値が重いことが確認されると利益確定売りに押される展開となり、特に後場に入るとそう言った傾向が強まり、上値を切り下げる展開が継続し、日経平均株価は安値引けとなりました。

 

ただ、日経平均株価、TOPIXがプラス圏を保って一日の取引を終えたことからも分かるように、東証プライム市場では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数の2倍程度まで膨らみましたが、東証グロース市場では上値の重さを嫌気した見切り売りに押される銘柄が多くみられ、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、東証グロース250指数は4日続落となりました。

 

こうした傾向から3月期末を通過したことによる個人の投資意欲の減退が感じられ、上値の重い原因の一つとなっているのではないかと推測されます。

 

さて、本日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、3月第4週(3/25~3/29)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

 

まず、先週3月第4週(3/25~3/29)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

04/01    40,646.70    40,697.22    39,706.45    39,803.09    -566.35
03/29    40,277.45    40,521.71    40,268.11    40,369.44    +201.37
03/28    40,324.42    40,482.02    40,054.06    40,168.07    -594.66
03/27    40,517.17    40,979.36    40,452.21    40,762.73    +364.70
03/26    40,345.04    40,529.53    40,280.85    40,398.03    -16.09
03/25    40,798.96    40,837.18    40,414.12    40,414.12    -474.31
03/22    40,942.88    41,087.75    40,714.14    40,888.43    +72.77

 

先週は、権利付き最終売買日と権利落ち日が週内にあり、週末には月末、年度末が重なったことで、ポジション調整の売りに押され週末にかけて軟調な推移となりました。

 

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

 

 

上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

 

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、証券会社自己売買部門(5,261億円)、個人(4,113億円)、その他法人等(217億円)などでした。

 

一方で、売り越した主な投資主体は、信託銀行(5,494億円)、海外投資家(1,832憶円)、投資信託(1,251憶円)などでした。

 

2023年3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、

 

証券会社自己売買部門:5兆8,772億円の買い越し

法人:8兆8,864億円の売り越し(そのうち信託銀行が8兆6,786億円の売り越し)

個人:4兆5,911億円の売り越し

海外投資家:8兆1,261億円の買い越し

 

となっています。

 

投資信託は、1月第1週こそ43億円の買い越しとなっていましたが、1月第2週から10週連続で売り越しが継続していましたが、先々週11週ぶりに買い越しに転じ、そして3月期末の先週再度売り越しに転じてます。

 

また、信託銀行は、1月第1週こそ61億円と小幅に買い越していますが、1月第2週に売り越しに転じたあと3月第3週まで12週連続で累計4兆1,521億円の大幅売り越しとなっています。

 

この信託銀行の大幅売り越しはリバランス目的の売りで、株価が史上最高値近辺で推移する中では恒常的に売り圧力となるため、上値を抑える方向に働いてしまうのは致し方ないところでしょう。

 

私たちの年金基金がうまく運用されていることの証でもあるため痛し痒しといったところでしょうか。

 

また、逆に下値では逆張り的に買い支えてくれる存在でもあるため、下落した時の「保険」みたいに思っておいた方がいいかもしれません。

 

日経平均 39,773.14 △321.29(+0.81%)

 

TOPIX      2,732.00 △25.49(+0.94%)

 

売買代金(東証プライム) 4,796,357百万円

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  108.71  値上がり銘柄数  1,010  値下がり銘柄数  576

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。