おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数がまちまちの展開となりました。

 

NYダウは1.00%安の39,127.14と3日続落、NASDAQは0.23%高の16,277.46と反発、S&P500は0.11%高の5,211.49と3日ぶりに反発しました。

 

米国債10年物利回りは、4.348%と1bp低下しました。米国債2年物利回りは、4.672%と2bp低下しました。

 

ドル円は、1ドル151.654円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル85.65ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、0.34%高の4,903.50と反発しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は40,000 △470、CME日経平均先物は40,030 △360となっています。

 

 

S&P500セクター別では、CONSUMER DEFENSIVEが1.10%安、UTILITIESが0.42%安、HEALTHCAREが0.10%安となるなど4セクターが下落した一方で、COMMUNICATION SERVICESが0.71%高、ENERGYが0.66%高、BASIC MATERIALSが0.63%高となるなど7セクターが上昇しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がまちまちの展開で還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付きそうです。

 

日経平均株価は昨日3月期末と比べて900円を超える下落し、短期間に比較的大きな下げ幅となりました。

 

機関投資家による期初の益出し売り、事業会社による政策保有株の放出などが要因とされていますが、個人的には3月期末を通過したことでインカム縛りがなくなったことによるポジション調整も大きな要因ではなかったかと考えています。

 

とは言え、水準的には昨年末と比較すれば依然として高値圏であることに加え、史上最高値からの下落「率」で言えばそこまで大きな下落とも言えず、調整一巡感が出てくることに期待はしています。

 

昨晩の米国株式市場では主要3指数が小動きの展開で還ってきたわりに大証ナイトの日経平均先物やCME日経平均先物が大きく上昇しているようです。

 

この急反転をトリガーに全面高商状ともしなったとしても、期初の益出し売りや政策保有株の放出はしばらくは続くだろうし、上値の重い展開となることは想定しておきたいところです。

 

しかし、そうした思惑をあざ笑うかのように個別銘柄も大幅高が続出したりすると、上記売り要因に対してはどういった解説がつくのでしょうか?

 

小康状態になったとか調整一巡感が出たとかそんな感じなんでしょうか。

 

いずれにせよ期初に下がれば益出し売り、上がれば配当金再投資とか新規運用資金の流入とかの解説が入るとは思いますが、どちらも毎年の恒例行事だと考えられ、規模の違いはあれ需給面からの攪乱要因ではないかと思います。

 

株式も有価証券とは言え結局は「商品」と同じで需給に大きく左右されるということなのでしょう。