こんばんは。
本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。
日経平均株価は続落、TOPIXは反発、東証グロース市場250指数は3日続落、東証REIT指数は4日ぶりに反落しました。
本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって下落して還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなどを好悪材料入り混じる中、日経平均株価、TOPIXともに下落して始まりましたが、下値では買い需要も強く、両指数ともにプラス圏に顔を出す時間帯もありましたが、上値を追う勢いにも乏しく、結局日経平均株価は前日比下落、TOPIXは同上昇とまちまち展開となりました。
しかし、3月権利付き最終売買日を明日に控え、昨日同様に高配当銘柄の多くは買われる展開となり、東証プライム、スタンダード市場では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回りました。
根強い高配当銘柄、ひいては低PBR銘柄が選好される昨年のような動きがようやく今週になって出始めましたが、日経平均株価やTOPIXが史上最高値を目指す過程では劣後していたので消去法的に買われた感は否めません。
しかし、循環物色的な相場付きとなっているため腰の強さも感じさせる一日でした。
3月の権利落ち後名実ともに4月相場に入ってから、3月決算企業の今年度の決算や来季の決算見通しが発表されるゴールデンウィーク前後にかけての動きが、2024年1Qの動きと違ったものになるのか、あるいはそれまでの物色内容をトレースするような相場となるのかに注目したいと思います。
さて、本日東京証券取引所株式部から、「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)(2024/3/22申込み現在)」が発表されました。
まず、先週3月第3週(3/18~3/22)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。
日付 始値 高値 安値 終値 前日比
03/25 40,798.96 40,837.18 40,414.12 40,414.12 -474.31
03/22 40,942.88 41,087.75 40,714.14 40,888.43 +72.77
03/21 40,511.55 40,823.32 40,452.19 40,815.66 +812.06
03/19 39,622.58 40,003.60 39,407.50 40,003.60 +263.16
03/18 38,960.99 39,769.11 38,935.47 39,740.44 +1,032.80
03/15 38,548.16 38,808.68 38,519.94 38,707.64 -99.74
中銀ウィークとなった先週は、日銀政策決定会合とFOMCの両中央銀行の政策判断が概ね市場予想に沿った内容であったことを好感し、日経平均株価、TOPIXともに大きく上昇し、金曜日には日経平均株価はザラバ、終値ともに史上最高値を更新しました。
そんな中、信用取引残高はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。
上が2011年以降、下が2020年以降先週までの信用取引残高の推移グラフになります。
信用買残高は2,102億円(前の週比4.75%)減少して4兆2,183億円、信用売残高は1,730億円(前の週比18.82%)増加して1兆926億円となっています。
休日を挟むごとに日経平均株価がGUして上昇し、木曜日、金曜日と連日で日経平均株価が史上最高値を更新する中、短期的な過熱感を感じてか信用売残高が大幅に増加しています。
前の週まで漸増傾向にあった信用買残高もようやく減少に転じ、推移グラフからも視覚的に確認できるように信用倍率も改善傾向に転化してきました。
この傾向が明日まで続くのであれば、権利落ちも想定より軽いもので済むかもしれません。
日経平均 40,398.03 ▼16.09(-0.04%)
TOPIX 2,780.80 △3.16(+0.11%)
売買代金(東証プライム) 4,352,545百万円
騰落レシオ(25日移動平均ベース) 121.93 値上がり銘柄数 868 値下がり銘柄数 735
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売買結果
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本日は、ノートレでした。
本日のトレードの確定損益は、
[ 0 - 0 (売買手数料) + 0 (キャッシュバック) = 0 ]
となります。