こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。

 

日経平均株価、東証グロース市場250指数は続伸、TOPIXは4日続伸、東証REIT指数は反発しました。

 

 

本日の東京株式市場は、本日まで開催された日銀金融政策決定会合の声明内容でマイナス金利、YCC、資産購入プログラムの終了が明らかになりましたが、事前に報道されていた内容とほぼ同じだったことから、日経平均株価やTOPIXはポジション調整の動きで上下に振れたものの、前場寄り付きから個別銘柄に上昇するものが多くみられていたことやドル円がドル高円安に振れたことも手伝い、両指数ともに続伸し本日の高値で取引を終えました。

 

無担保コール翌日物の金利を0~0.1%に誘導することで短期金利を調整する本来の金融政策に戻したましたが、現状ではその水準でも金融緩和「的」であることに加え、長期金利が急激に跳ね上がる場面では買いオペを機動的に実施することで持続的、安定的な物価上昇が見込めるとの判断から、「異次元」金融緩和政策に終止符が打たれた形となりました。

 

日本経済が長いトンネルからようやく出ることへの期待感からか、明日が休日であるにもかかわらずご祝儀相場的な相場が続きました。

 

また、金利引き上げに関するパスも現在では未定であることや、場合によっては再び金融緩和政策に復帰することもやぶさかでないこともリスク資産に対する投資スタンスが継続する要因の一つとなったのかもしれません。

 

これで白川元、黒田前日銀総裁と続いた金融緩和路線から植田現日銀総裁の金融緩和「的」政策、そしていずれは金融引き締め政策へと続いていくのでしょうか。

 

こうした流れになるということは、物価、ひいては可処分所得や資産価格の実質的な上昇を伴うことが必要条件であるため、FRBのこれまでのかじ取りが参考になりそうです。

 

また、東京株式市場の動向も新型コロナ禍以降の米国株式相場の動向をかなり長いスパンで引き延ばしたものにトレースするのではないかと思います。

 

まだよちよち歩きのインフレ「的」な経済状況であるため、米国のようにコストプッシュとディマンドブルが同時進行するような経済状況になることも考えづらいので、比較的マイルドなインフレが続くことが予想されます。

 

しかし、不動産価格や株式などが急速に上昇するような場面があれば、日銀がどう動いてくるのかは未知数です。

 

将来的にどう変わるかはさておき、一つの区切りとして日銀の金融政策に対する方針が変わったことは今後の投資戦略に大きな影響を与えそうです。

 

さて、本日東京証券取引所株式部から、「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)(2024/3/15申込み現在)」が発表されました。

 

まず、先週3月第2週(3/11~3/15)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

03/18    38,960.99    39,769.11    38,935.47    39,740.44    +1,032.80
03/15    38,548.16    38,808.68    38,519.94    38,707.64    -99.74
03/14    38,591.73    38,840.33    38,400.17    38,807.38    +111.41
03/13    39,059.95    39,147.80    38,452.57    38,695.97    -101.54
03/12    38,470.39    38,841.80    38,271.38    38,797.51    -22.98
03/11    39,232.14    39,241.28    38,496.66    38,820.49    -868.45
03/08    39,809.56    39,989.33    39,551.60    39,688.94    +90.23

 

先週は、ドル安円高の流れに一服感がでてはいたものの日銀金融政策決定会合やFOMCを次の週に控え警戒感から調整色の強い展開となりました。

 

そんな中、信用取引残高はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

上が2011年以降、下が2020年以降先週までの信用取引残高の推移グラフになります。

 

 

 

信用買残高は905億円(前の週比2.09%)増加して4兆4,286億円、信用売残高は283億円(前の週比2.99%)減少して9,195億円となっています。

 

急落で始まった先週は週を通して調整色の強い展開となったことから、押し目とみた信用買いと売り方の買い戻しが同時に生じたものとみられ、信用取組は悪化を続けています。

 

日経平均 40,003.60 △263.16(+0.66%)

 

TOPIX      2,750.97 △28.987(+1.06)

 

売買代金(東証プライム) 5,200,797百万円

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  122.27 値上がり銘柄数  1,251  値下がり銘柄数  366

 

---------------------------------------------------------

 

売買結果

 

---------------------------------------------------------

 

本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。