こんばんは。
本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。
日経平均株価、TOPIXは続落、東証グロース市場250指数は4日ぶりに反発、東証REIT指数は反落しました。
本日の東京株式市場は、前場は下値模索の展開となりましたが、ドル円のドル安円高の動きに一服感がでてドル安円高方向に振れた後場は、日経平均株価、TOPIXともに下げ幅を縮める展開となり、大引け間際には日経平均株価が一時プラス圏に顔を出す場面もありました。
しかし、結局日経平均株価、TOPIXともに続落はしたものの、海外売上高比率の高い小型株を中心に買戻しの動きが一段と強まり、東証プライム市場以下全市場で値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2倍以上上回りました。
さて、本日東京証券取引所株式部から、「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)(2024/3/8申込み現在)」が発表されました。
まず、先週3月第1週(3/4~3/8)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。
日付 始値 高値 安値 終値 前日比
03/11 39,232.14 39,241.28 38,496.66 38,820.49 -868.45
03/08 39,809.56 39,989.33 39,551.60 39,688.94 +90.23
03/07 40,331.06 40,472.11 39,518.40 39,598.71 -492.07
03/06 39,792.37 40,147.77 39,769.04 40,090.78 -6.85
03/05 39,881.73 40,226.99 39,840.34 40,097.63 -11.60
03/04 40,201.76 40,314.64 40,001.55 40,109.23 +198.41
03/01 39,254.69 39,990.23 39,224.64 39,910.82 +744.63
メジャーSQ週だった先週は、SQ値算出日の前の日に日経平均株価は史上最高値を更新したものの同日に今年最大の下げ幅を記録するなど一日で800円以上動く乱高下を演じ、前の晩の米国株式市場が上昇したことやメジャーSQを波乱なく通過したことを受けて始まった週末は買戻しも入り一旦落ち着きを取り戻したかに見えました。
そんな中、信用取引残高はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。
上が2011年以降、下が2020年以降先週までの信用取引残高の推移グラフになります。
信用買残高は2,381億円(前の週比5.81%)増加して4兆3,380億円、信用売残高は5億円(前の週比0.05%)減少して9,479億円となっています。
日経平均株価がバブル期の高値を抜いて史上最高値を更新するにつれ、先週は高値ブレークアウトやFOMOの信用買いが大きく膨らみ、週明けの昨日はそうした買い方の投げが急落につながった原因の一つと推測されます。
本日はドル安円高が一服したこともあり、一旦買い戻された形となりましたが依然として信用取組の悪化傾向が継続しているものと推測され、需給面での波乱要因を内包していることには注意が必要だと思います。
2月第3週末に日経平均株価がバブル期の高値を34年ぶりに更新して以降、2週連続で信用買いが増加、信用売りが減少していることから、信用取組は悪化傾向を示しており、今後も一旦需給が崩れると昨日のような展開となることには警戒しておいた方がよさそうです(先週も短期目線の人向けに警告はしています)。
日経平均 38,797.51 ▼22.98(-0.06%)
TOPIX 2,657.24 ▼9.59(-0.36%)
売買代金(東証プライム) 4,786,036百万円
騰落レシオ(25日移動平均ベース) 103.50 値上がり銘柄数 1,079 値下がり銘柄数 529
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売買結果
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本日は、ノートレでした。
本日のトレードの確定損益は、
[ 0 - 0 (売買手数料) + 0 (キャッシュバック) = 0 ]
となります。