こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって下落しました。

 

日経平均株価は3日続落、TOPIXは3日ぶりに反落、東証グロース市場250指数は4日ぶりに反落、東証REIT指数は反落しました。

 

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル安円高基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付きました。

 

始値からザラバの史上最高値を更新した日経平均株価でしたが、ドル安円高が取引時間中も進行したこともあり、海外売上高比率の高い銘柄を中心に売り先行の動きが続き、寄り付き直後にザラバ高値を更新したあとは、前場中ごろに値を消すと大引けにかけて下げ幅を広げる展開となりました。

 

国内金利上昇の思惑から銀行、保険業が、ドル安円高進行から電気・ガス業、パルプ・紙、燃料価格の低下の恩恵を受ける陸運業、空運業などが上昇したこともあり、全面安と言った感じではなく、日経平均株価が今年最大の下げ幅だった割には循環物色の一環だった一日でした。

 

ただ、取引終了後もドル安円高が進行しており、明日のSQ値算出後の東京株式市場も本日の焼き増しのような相場展開となることが危惧されます。

 

さて、本日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、2月第4週(2/26~3/1)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

 

まず、先週2月第4週(2/26~3/1)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

03/04    40,201.76    40,314.64    40,001.55    40,109.23    +198.41
03/01    39,254.69    39,990.23    39,224.64    39,910.82    +744.63
02/29    38,935.53    39,250.12    38,876.81    39,166.19    -41.84
02/28    39,189.22    39,283.95    39,075.47    39,208.03    -31.49
02/27    39,260.78    39,426.29    39,113.03    39,239.52    +5.81
02/26    39,320.64    39,388.08    39,181.03    39,233.71    +135.03
02/22    38,508.07    39,156.97    38,508.07    39,098.68    +836.52

 

前の週の金曜日に日経平均株価がザラバ、終値ともに史上最高値を更新して迎えた先週は、大台突破に伴うデルタヘッジなどデリバティブ取引やリバランスに伴う売買が相場の振幅を増大させ、月末にかけては機関投資家のリバランス売りに押されましたが、月初となった金曜日には週末にも拘わらず日経平均株価は史上最高値を大きく更新しました。

 

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

 

 

上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

 

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、海外投資家(3,888億円)、証券会社自己売買部門(2,714億円)、その他法人等(103億円)などでした。

 

一方で、売り越した主な投資主体は、信託銀行(2,543億円)、投資信託(1,599憶円)、個人(1,020憶円)などでした。

 

昨年3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、

 

証券会社自己売買部門:3兆6,527億円の買い越し

法人:6兆2,644億円の売り越し(そのうち信託銀行が6兆6,981億円の売り越し)

個人:4兆8,924億円の売り越し

海外投資家:8兆922億円の買い越し

 

となっています。

 

今年に入って3週連続で売り越しとなっていた個人は、1月第4週、1月第5週、2月第1週と3週連続で買い越していましたが、2月第2週、第3週、第4週と売り越しています。

 

投資信託に関しては、1月第1週こそ43億円の買い越しとなっていましたが、1月第2週から8週連続で売り越しが継続しており、株高を背景に投資信託から資金が流出していることが分かります。

 

また、信託銀行も、1月第1週こそ61億円と小幅に買い越していますが、1月第2週に売り越しに転じたあと2月第4週まで8週連続で累計2兆1,716億円と2兆円強の大幅売り越しとなっています。

 

個人を含め国内勢の売り越し基調が継続している一方で、海外投資家は年初からの9週のうち8週、証券会社自己売買部門は同7週買い越していることから、年初から日経平均株価がバブル期の高値を更新する間まったく違った投資行動を採っていたことがわかります。

 

日経平均 39,598.71 ▼492.07(-1.23%)

 

TOPIX      2,718.54 ▼12.13(-0.44%)

 

売買代金(東証プライム) 5,921,206百万円

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  104.86 値上がり銘柄数  675  値下がり銘柄数  929

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。