こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。

 

日経平均株価、TOPIXは3日ぶりに反発、東証グロース市場250指数は続伸、東証REIT指数は3日続落しました。

 

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がまちまちの展開で還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル安円高基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は昨日終値近辺で寄りついた後は、1月限SQ値36,025.97円や節目の36,000円を前場に何度かトライする場面が見られました。

 

変化が見られたのは10:50頃で、先物主導で一気に上記節目を割り込むと日経平均株価は35,900円台まで急落しましたが、11:00まで10分もしないうちに36,000円の大台を回復すると、その後は逆に大引けにかけて戻りを試す展開となり、小幅高のうちに取引を終えました。

 

実は前場寄り付きから小型株を中心に買われる展開が一日を通して続いていて、急落場面ではさっと押し目買いが入り、すぐに反転したように見受けられ、逆に下値の堅さが感じられた一日でした。

 

さて、本日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、1月第3週(1/15~1/19)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

 

まず、先週1月第3週(1/15~1/19)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

01/22    36,294.10    36,571.80    36,225.91    36,546.95    +583.68
01/19    35,913.72    36,076.23    35,790.07    35,963.27    +497.10
01/18    35,371.25    35,728.09    35,371.25    35,466.17    -11.58
01/17    35,850.18    36,239.22    35,476.52    35,477.75    -141.43
01/16    35,909.20    35,955.68    35,587.53    35,619.18    -282.61
01/15    35,634.12    36,008.23    35,544.32    35,901.79    +324.68
01/12    35,601.65    35,839.65    35,362.24    35,577.11    +527.25

 

先週は、高値圏で膠着状態となる中、上値追いの展開となったかと思えば、上海証券取引所で日本株ETFの売買が停止され、上げ幅を縮めるなどしましたが、結果的に上昇基調は維持した形で取引を終えました。

 

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

 

 

上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

 

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、海外投資家(3,893億円)、証券会社自己売買部門(2,878億円)、事業法人(437億円)などでした。

 

一方で、売り越した主な投資主体は、投資信託(2,387億円)、個人(2,066憶円)、信託銀行(1,824憶円)などでした。

 

昨年3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、

 

証券会社自己売買部門:2兆2,060億円の買い越し

法人:3兆2,419億円の売り越し(そのうち信託銀行が4兆7,178億円の売り越し)

個人:4兆9,454億円の売り越し

海外投資家:6兆5,423億円の買い越し

 

となっています。

 

今年に入ってから、個人は3週連続で売り越しとなっており、現時点での株価水準から類推すると、個人の間でもパフォーマンスにかなりの差がついてきているのではないかと思われます。

 

投資信託に関しても、1月第1週こそ43億円の買い越しとなっていましたが、第2週は1,165億円、第3週に至っては2,387億円の売り越しとなっており、解約が続いているのかどうかは分かりませんが、巷で言われているような新NISAによる買い付けによる株高に関しては、データを見る限りでは個人的には疑問を持たざるを得ません。

 

本日の小型株優位、東証グロース市場続伸が個人投資家による遅ればせながらの参戦の結果であれば、一段高の展開もあるかもしれません。

 

今週はまだ終わってないですし、信用取組残高や投資部門別売買動向に関しては来週の発表となるため、本日のような底堅い展開の背景についてはよくわかりませんが、高値圏にも拘わらずこれまで売りに回っていた主体が買いに回れば、全員参加型の相場となるため期待したいところです。

 

日経平均 36,236.47 △9.99(+0.03%)

 

TOPIX      2,531.92 △2.70(+0.11%)

 

売買代金(東証プライム) 4,214,496百万円

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  130.71 値上がり銘柄数  1,236  値下がり銘柄数  387

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。