おはようございます。

 

先週末の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。

 

NYダウは0.86%安の33,127.28と3日続落、NASDAQは1.53%安の12,983.81と4日続落、S&P500は1.26%安の4,224.16と4日続落しました。

 

米国債10年物利回りは、4.914%と8bp低下しました。米国債2年物利回りは、5.071%と9bp低下しました。

 

ドル円は、1ドル149.852円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル88.29ドルと下落しました。

 

SOX指数は、1.54%安の3,316.14と4日続落しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は31,000 ▼220、CME日経平均先物は31,060 ▼255となっています。

 

 

S&P500セクター別では、ENERGYが1.74%安、TECHNOLOGYが1.69%安、CONSUMER CYCLICALが1.66%安となるなど全11セクターが下落しました。

 

本日の東京株式市場は、先週末の米国株式市場で主要3指数がそろって下落して還ってきたことを嫌気して、大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で下落して寄り付きそうです。

 

日経平均株価は31,000円の節目を巡っての攻防となりそうですが、底堅さを確認すると週末のヘッジ売りの買い戻しもあり下げ幅を縮める場面も見られそうです。

 

短期的には日経平均株価の31,000円は低くは映りますが、年初とか2020年代とか言った長期的な時間軸で見ると高値圏でもあるため、むしろ買い材料に乏しい中で健闘しているとも言えます。

 

個別銘柄の中でも年初来高値圏で踏みとどまっていたり、年初来高値を更新する銘柄があることを考えてみれば、弱気一辺倒というわけでもなくリスクマネーは若干減ってはいるものの株式市場には滞留していることが分かります。

 

金利高や地政学的リスクなどでPERでは買い材料に乏しいものの、EPSの上昇期待で買われているため、梯子が外された時(業績上方修正がない、あるいは市場のコンセンサスに届かない)は決算プレーの餌食になりそうですので、期待もそこそこにしておいた方が無難と言えそうです。

 

今年の相場は年前半で終わって、年後半は巡航飛行を続けて年末時点で日経平均株価が30,000円台をキープできていればいいくらいの余裕をもった運用が奏功しそうです(あるいはもっと下方に基準をおいて年初来安値とならない26,000円台とか)。