おはようございます。
昨晩の米国株式市場は、主要3指数がまちまちの展開となりました。
NYダウは0.22%安の33,433.35と続落、NASDAQは0.67%高の13,307.77と4日続伸、S&P500は0.01%高の4,288.39と反発しました。
米国債10年物利回りは、4.681%と11bp上昇しました。米国債2年物利回りは、5.108%と5bp上昇しました。
ドル円は、1ドル149.832円とドル高円安基調で推移しています。
WTI原油先物は、1バレル88.58ドルと下落しました。
SOX指数は、0.42%高の3,448.85と4日続伸しました。
大証ナイトの日経平均先物は31,590 ▼230、CME日経平均先物は31,610 ▼215となっています。
S&P500セクター別では、UTILITIESが4.72%安、ENERGYが1.91%安、REAL ESTATEが1.75%安となるなど8セクターが下落した一方で、COMMUNICATION SERVICESが1.47%高、TECHNOLOGYが1.33%高、CONSUMER CYCLICALが0.28%高と3セクターが上昇しました。
本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がまちまちの展開となった一方で、米国債券市場で米長期金利が大きく上昇したことなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は昨日終値近辺で寄り付きそうです。
昨日の東京株式市場で、前場は米連邦政府のつなぎ予算が成立したことを受けた安心感から前場大幅に上昇したものの、後場に入ると「日本時間2日午前の取引で米長期金利は上昇し」(NQN)たことを受け米長期金利の高止まりの長期化への警戒感から運用における株式のポジションを減らす動きが出たことから急速に反転し、日経平均株価やTOPIXなど主要株価指数はマイナス圏に沈んで取引を終えました。
昨晩の米国株式市場を先取りする形で急降下したため、本日の東京株式市場では米長期金利の上昇が織り込み済みとの反応となることが予想されることや、NYダウは下落した一方でNASDAQやS&P500が高PERのハイテク銘柄がけん引し上昇するなど米長期金利が16年ぶりの高水準となったにしてはちぐはぐな面が見られることから、下値確認からの反転モードとなることが期待されます。
想定以上に粘り強い米国景気が強さが米長期金利の上昇を招いてはいますが、このまま米CPIやPPI、米PCEデフレーターなどの物価指標が低下傾向を示せば、ノーランディングシナリオの現実味も増すことから、米国株式市場も底打ち反転モードに入るのではないかと考えています(NASDAQが4連騰しているのはその端緒?)。