おはようございます。

 

先週末の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。

 

NYダウは0.31%安の33,963.84と4日続落、NASDAQは0.09%安の13,211.81と4日続落、S&P500は0.23%安の4,320.06と4日続落しました。

 

米国債10年物利回りは、4.438%と6bp低下しました。米国債2年物利回りは、5.112%と3bp低下しました。

 

ドル円は、1ドル148.380円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル90.33ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、0.79%高の3,365.29と4日ぶりに反発しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は32,280 △410、CME日経平均先物は32,265 △235となっています(権利付き最終売買日までは、概算で+225の補正が必要)。

 

 

S&P500セクター別では、TECHNOLOGYが0.26%高、ENERGYが0.15%高とこれら2セクターが上昇した一方で、CONSUMER CYCLICALが0.87%安、FINANCIALが0.74%安、REAL ESTATEが0.72%安となるなど9セクターが下落しました。

 

本日の東京株式市場は、先週末の米国株式市場で主要3指数がそろって下落して還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は大証ナイトセッションの(+225円の補正後の)日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付きそうです。

 

先週閉会した日銀金融政策決定会合では目新しい材料はなく、大引け後に催された植田日銀総裁の記者会見の内容にもサプライズはなく、警戒感から売り玉を建てていた向きや週末要因で買いポジションを落としていた向きの買い戻しが先行して取引が始まりそうです。

 

先週の米国株式市場で米長期金利高止まり長期化懸念や景気悪化懸念から米株主要3指数の調整が長引く一方で、日経平均株価、TOPIXなどの主要株価指数は木曜日の権利落ちや日経平均株価採用銘柄入れ替えによるリバランス(採用銘柄と除外銘柄の差額分、他の222銘柄が売られる)に伴う売買など短期的な調整要因が考えられるため、需給要因で好材料が乏しい中、週末、月末が重なる9月末の着地点がどのあたりになるのかに注目しています。

 

また、配当落ちに伴い低バリュエーション銘柄が選好される展開に変化がみられるのか、あるいは、米長期金利の高止まりが長期化する懸念や近い将来に訪れることが予想さえる大規模金融緩和政策の政策転換に対する思惑から、高PER銘柄が敬遠される流れが続くのかといったファンダメンタル要因からくる方向性が4Q入りするタイミングで変わるのかにも注目しています。