こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって下落しました。

 

TOPIXは4日ぶりに反落、日経平均株価、東証マザーズ指数、東証REIT指数は続落しました。

 

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって下落して還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移するなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は小幅に上昇して寄り付きました。

 

日経平均株価、TOPIXともに寄り付き後しばらくしてマイナス圏に沈むと、その後は前場は下落幅を広げる動きとなり、前引けは安値引け近辺で取引を終えました。

 

後場に入ると、前場引け値からGDして寄り付く銘柄が目立ち、日経平均株価、TOPIXともに前場の安値を上回ることなく推移し、大引けを迎えました。

 

昨日活況だった小型株を中心とした低バリュエーション銘柄は時価総額の大小にかかわらず、FOMCの結果発表を前に警戒感から売り優勢の展開となり、特に東証小型株指数の下落率が大きかったことからも分かるように、東証プライム市場では86%以上が下落する全面安となりました。

 

日経平均株価は続落し、一時33,000円の節目を割り込みましたが、終値では辛うじて33,000円台を維持した一方で、昨日終値で33年ぶりの高値となっていたTOPIXは2,400ptの大台は割り込むことなく取引を終えました。

 

FOMC結果発表を前にポジション調整やリスク回避のヘッジ取引が優勢で下落しましたが、明日FOMCの声明やパウエルFRB議長の記者会見、ドットチャートなどの結果を受け、そういった取引の巻き戻しが起こるのか、あるいは更に調整色の濃い展開が継続するのか、注目が集まりそうです。

 

さて、本日東京証券取引所株式部から、「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)(2023/9/15申込み現在)」が発表されました。

 

まず、先週9月第2週(9/11~9/15)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

09/19    33,296.23    33,337.23    33,128.86    33,242.59    -290.50
09/15    33,428.44    33,634.31    33,391.46    33,533.09    +364.99
09/14    32,925.54    33,244.45    32,851.24    33,168.10    +461.58
09/13    32,742.29    32,872.44    32,616.65    32,706.52    -69.85
09/12    32,629.16    32,799.69    32,486.48    32,776.37    +308.61
09/11    32,690.54    32,746.14    32,391.69    32,467.76    -139.08
09/08    32,916.25    32,920.43    32,512.80    32,606.84    -384.24

 

9月第2週は、前の週末にメジャーSQを通過し、材料不足の中ドル高円安進行を背景に、木曜日に日経平均株価はメジャーSQ値を上回ったことで、TOPIXは直近高値を上回ったことで売り方の買い戻しを誘い、3連休を控えた週末2日で大幅に上昇しました。

 

そんな中、信用取引残高はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

上が2011年以降、下が2020年以降先週までの信用取引残高の推移グラフになります。

 

 

 

信用買残高は331億円(前の週比0.92%)減少して3兆5,699億円、信用売残高は644億円(前の週比6.98%)増加して9,887億円となっています。

 

今週の3連休やFOMC、日銀政策決定会合などの重要イベントや、日経平均株価、TOPIXが週末にかけて戻り高値を更新する中、利益確定売り、つなぎ売りやヘッジ売りが重なった結果、信用買残高は小幅に減少、信用売残高は大幅に増加しました。

 

TOPIXが2週連続で33年ぶりの高値を更新し続けたことや、日経平均株価が33,000円台半ばまで戻してきたことで、信用取組が6月下旬並みまで改善してきました。

 

ただ、今週前半の東証プライム市場の2営業日連続の4兆円を超える大商いで、売り方の損失覚悟の買い戻しや買い方の利益確定売りが一定数出ていると考えられます。

 

今週後半の2営業日で日経平均株価やTOPIXが再度高値を試す展開となれば、今週も信用取組の改善傾向が継続する可能性が高まりますが、逆に週末にかけて下落基調となれば再度信用取組が悪化する可能性が高く、今後の上値を抑える原因の一つとなり、10月相場の足かせとなりそうです。

 

日経平均 33,023.78 ▼218.81(-0.66%)

 

TOPIX      2,406.00  ▼24.30(-1.00%)

 

売買代金(東証プライム) 4,043,552(百万円)

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  122.85  値上がり銘柄数  225  値下がり銘柄数  1,581

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。