おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。

 

NYダウは0.31%安の34,517.73と反落、NASDAQは0.23%安の13,678.19と反落、S&P500は0.22%安の4,443.95と反落しました。

 

米国債10年物利回りは、4.365%と6bp上昇しました。米国債2年物利回りは、5.092%と4bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル147.863円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル90.70ドルと下落しました。

 

SOX指数は、0.96%安の3,459.02と反落しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は33,050 △10、CME日経平均先物は33,045 ▼20となっています(権利付き最終売買日までは、概算で+225の補正が必要)。

 

 

S&P500セクター別では、HEALTHCAREが0.10%高、COMMUNICATION SERVICESが0.01%高とこれら2セクターが上昇した一方で、ENERGYが0.83%安、CONSUMER CYCLICALが0.65%安、REAL ESTATEが0.55%安となるなど9セクターが下落しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって下落して還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移するなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は前日終値近辺で寄り付きそうです。

 

原油先物の上昇から金利高止まりへの警戒感が高まり、景気腰折れ懸念から景気敏感株を中心に下落した米国株式市場に対して、同じ原油先物の上昇でもインフレ基調が脱デフレにつながる日本においてはマイナス面よりもプラス面が多いと考えられ、株式市場も現在そういう方向で動いていると思われます。

 

昨日も高PERのハイテク銘柄が敬遠される一方で、低バリュエーション銘柄をが選好されるなど日銀の大規模金融緩和政策からの方針転換に対する警戒感はあるものの、合理的な投資行動が行われている印象が強い相場展開でした。

 

3月中間決算、9月本決算銘柄の権利付き最終売買日を意識した動きも加わり、需給は改善傾向にあるのではないかと思います(権利落ち後の一時的な需給悪には警戒が必要ですが)。

 

FOMCの結果発表を明晩に控え、様子見姿勢の投資家も多いものと考えられますが、高PERのハイテク株が一旦買い戻される展開となるのか、引き続き低バリュエーション銘柄が選好される展開となるのか、あるいは全体的に軟調な展開となるのか分かりませんが、全体的には大きくは動かないのではないかと思います。