こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。

 

日経平均株価、TOPIX、東証マザーズ指数、東証REIT指数は続伸しました。

 

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなどを好感し、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付きました。

 

高く寄り付いた後上げ幅を広げる展開となり、本日の高値近辺で前場の取引を終えると、後場は14時ごろまでは高値圏で堅調な値動きとなっていましたが、Bloombergの下の記事がトリガーとなり銀行株、保険株が急落すると、日経平均株価、TOPIXも伸び悩む展開となりました。

 

 

その後も銀行株や保険株に持ち直す動きが乏しく、3連休を控えたポジション整理やヘッジ売りに押され、大引けにかけて上げ幅を縮め取引を終えました。

 

金利敏感株である銀行業、保険業のほか、小売行、空運業以外の29業種が上昇した本日は、先安観と高値警戒感から昨日以上に活況相場となり、MSCIの銘柄入れ替えやSQなどのイベントや月末でもないにもかかわらず、東証プライム市場の売買代金は平時の2倍相当の5兆6,708億円となりました。

 

日経平均株価は7月高値に肉薄しましたが抜くことができませんでしたが、TOPIXの方は33年ぶりの高値を更新する流れが定着してきた感があり、本日も上値追いの展開となりました。

 

長短期金利上昇局面ではアンダーパフォームしがちな新興市場銘柄や高PER銘柄以外の低バリュエーション銘柄一択でポートフォリオを組んでいれば、何もしなくても資産価値が増えていくフェーズに入ってしばらく経ちますが、その源流は2021年2月末のFRBの金融政策変更であることは、当時のブログで書きました。

 

日銀の資産購入プログラムで日経平均型ETFが除外されたこと(時期は失念)なども手伝い、NT倍率は低下傾向を示し、現在に至っています。

 

FRBの金利引き上げが見送りフェーズから引き下げフェーズに移行(その兆しが見え始める)すると、高PER銘柄にも物色の矛先が向かいやすくはなりますが、もうしばらくかかりそうです。

 

また、そういうフェーズに入ると景気後退局面に入りかけていることが想定されるため、ソフトランディングシナリオにそった短い調整期間、あるいはノーランディングで再浮上しなければ、株式そのものがアンダーパフォームするフェーズに入ってしまいます。

 

日本の場合は、これから賃金と物価のインフレスパイラルが起こる萌芽がちらちら見え隠れしているよちよち歩きの段階なので、海外発の景気後退に見舞われるといとも簡単に脱デフレの動きに冷や水が浴びせられてしまうのではないでしょうか。

 

今の相場のメインテーマの一つが「脱デフレ」であると言われて久しいですが、企業の従業員、顧客、株主などのステークホルダーがWin-Winの関係になるように、今後の物価や景気の動向が順調に推移してもらいたいものです。

 

さて、今週TOPIXは大陽線で33年ぶりの高値を更新しており、どちらかと言えば先高期待が膨らむ週となりました。

 

3連休明けに海外市場の動向次第で、大幅反落する可能性ももちろんありますが、少なくとも本日終値では、過去最高の資産評価額を計上している方も多いのではないかと思います。

 

この3連休は資産効果で財布のひもが緩む投資家が多そうです。

 

日経平均 33,533.09 △364.99(+1.10%)

 

TOPIX      2,428.38  △22.81(+0.95%)

 

売買代金(東証プライム) 5,670,840(百万円)

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  127.32  値上がり銘柄数  1,228  値下がり銘柄数  553

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。