おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇しました。

 

NYダウは0.96%高の34,907.11と3日ぶりに反発、NASDAQは0.81%高の13,926.05と続伸、S&P500は0.84%高の4,505.10と続伸しました。

 

米国債10年物利回りは、4.289%と3bp上昇しました。米国債2年物利回りは、5.014%と4bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル147.498円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル90.62ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、0.67%高の3,584.23と続伸しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は33,200 △220、CME日経平均先物は33,180 △545となっています(権利付き最終売買日までは、概算で+225の補正が必要)。

 

 

S&P500セクター別では、REAL ESTATEが1.71%高、UTILITIESが1.47%高、BASIC MATERIALSが1.40%高となるなど全11ゼクターが上昇しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなどを好感し、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付きそうです。

 

昨日直近高値を上回ったことでTOPIXの上昇に弾みがついたことや、日経平均株価が9月のSQ値(32,921.39円)を上回ったことで同様に上昇ペースを速めたことからも分からるように、節目を上抜いたことで売り方の損失覚悟の買い戻しや高値ブレークの買い増しなどの需給要因で上昇した面もあったようです。

 

本日も上値を試す展開となりそうですが、週末要因でやはり需給的な要因から買い持ち高を調整する向きや利益確定売り、さらにはヘッジ売りなどが増えやすいため、取引終盤にかけて伸び悩む展開となる可能性が高いことには注意しておいた方がよさそうです。

 

ただ、センチメントは改善傾向にあり、TOPIXが33年ぶりの高値を更新する動きが継続している中で、日経平均株価が取り残されているような現状では、7月4日(Tue.)終値33,753.33円、6月19日(Mon.)高値33,772.89円などが意識される水準まで上昇してきているため、上値目途として意識されそうです。

 

一日の上昇幅としては600円程度、率にして2%弱の大幅上昇を演じなければそのレベルに到達しないため、さすがに週末の1日だけで上昇するのは難しそうですが、ショート筋の買い戻しに新規買いポジションを取る動きなどが重なればあっさりクリアするレベルでもあり、先物主導の仕掛け的な動きがでれば勢いで到達するかもしれません。

 

個人的には本日33,000円を保ったまま、3連休後の来週に期待を残す方が上昇エネルギーを温存しておく意味でもいいような気がします。

 

あっさり一日で到達してしまったら、よく言われるように、「達成感から反落」してしまいかねないので。