おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。

 

NYダウは0.05%安の34,645.99と4日ぶりに反落、NASDAQは1.04%安の13,773.61と3日ぶりに反落、S&P500は0.57%安の4,461.90と3日ぶりに反落しました。

 

米国債10年物利回りは、4.280%と1bp低下しました。米国債2年物利回りは、5.020%と3bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル147.088円とドル安円高基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル88.78ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、0.79%安の3,541.09と反落しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は32,450 △170、CME日経平均先物は32,445 ▼75となっています(権利付き最終売買日までは、概算で+225の補正が必要)。

 

 

S&P500セクター別では、ENERGYが2.31%高、FINANCIALが0.85%高、UTILITIESが0.13%高と3セクターが上昇した一方で、TECHNOLOGYが1.75%安、COMMUNICATION SERVICESが1.06%安、CONSUMER CYCLICALが0.90%安となるなど8セクターが下落しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって下落して還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は前日終値近辺で寄り付きそうです。

 

昨日、東証が発表した9月第1週(9/4~9/8)の信用取引残高は、信用買残高、信用売残高ともに前の週から増加し、信用買残高は1,471億円(前の週比4.26%)増加して3兆6,030億円、信用売残高は324億円(前の週比3.64%)増加して9,242億円でした。

 

信用買残高は8月第4週の3兆6,738億円以来2週ぶりの高水準、信用売残高は6月第3週の1兆3億円以来11週ぶりの高水準となり、高値警戒感からのから売りやつなぎ売りと先高期待による押し目買いが拮抗しているようです。

 

信用買残高は2007年8月以来およそ16年ぶりの高水準だった8月第1週の3兆7,957億円からは先々週までは減少傾向だったものの、先週一転して大幅に増加してきたことで今後の上昇局面で上値を抑える要因の一つとなることには警戒しておいた方がよさそうです。

 

一方で、同じ8月第1週からはそれまで減少傾向を示していた信用売残高が増加傾向に転じていることも、昨日のブログで掲載した推移グラフからも見て取られ、現状の株価水準を分析する投資家の見方が大きく異なっていることが分かります。

 

買い方が勝つのか、それとも売り方が勝つのか、それは先にならなければ分かりませんが、信用買・売残高が積みあがっていっていることから、今年ラストの4Q相場に向けてこの傾向が続けば盛り上がっていくことは間違いなさそうです。