おはようございます。

 

先週末の米国株式市場は、主要3指数がまちまちの展開となりました。

 

NYダウは0.33%高の34,837.71と反発、NASDAQは0.02%安の14,031.81と6日ぶりに反落、S&P500は0.18%高の4,515.77と反発しました。

 

米国債10年物利回りは、4.181%と8bp上昇しました。米国債2年物利回りは、4.876%と1bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル146.233円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル86.05ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、0.32%高の3,682.84と6日続伸しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は32,760 △60、CME日経平均先物は32,760 △260となっています。

 

 

S&P500セクター別では、CONSUMER DEFENSIVEが0.83%安、COMMUNICATION SERVICESが0.54%安、CONSUMER CYCLICALが0.54%安となるなど5セクターが下落した一方で、ENERGYが2.05%高、BASIC MATERIALSが1.02%高、FINANCIALが0.80%高となるなど6セクターが上昇しました。

 

本日の東京株式市場は、先週末の米国株式市場で主要3指数がまちまちの展開で還ってきたことや、外国為替市場でドル円がドル高円安基調で推移していることなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で小幅に上昇して寄り付きそうです。

 

モメンタムそのものに変化は見られず週末まで勢いを保ったまま3連休に入った米国株式相場ですが、8月米雇用統計の発表を受けて米国債券市場では米長短期金利が上昇したにもかかわらず、米国株式市場ではNASDAQが小幅に下落したもののNYダウとS&P500は上昇するなど、悪い面には眼を瞑りいい面だけを見る相場付きとなっているようです。

 

そこに市場心理の改善が見え隠れしますが、東京株式市場においてはいまだにデフレマインドが定着したままなのか、マイルドなインフレを好感した相場に恐る恐る入っていっているように見えます。

 

先週末のように川上業種が総じて上昇率が高かったり、TOPIXが33年ぶりの高値水準となったりと、そういった変化の兆しが見え隠れしている今のうちが投資機会を提供しているのかもしれません(値上げラッシュはコストプッシュ型ではあるものの何年も前から続いているので変化の兆しがなかったわけではありませんが)。

 

先週末はSOX指数が上昇していたにもかかわらず鳴かず飛ばずだった半導体関連銘柄が、本日はどういった推移を見せるかに注目したいと思います。