こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。

 

日経平均株価、TOPIXは4日続伸、東証マザーズ指数は4日ぶりに反落、東証REIT指数は3日続伸しました。

 

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきたことを受け、買い先行で寄り付いた後一日を通して堅調な展開となり、大引けにかけてさらに買い進まれる展開となると、日経平均株価はほぼ高値引けとなりました。

 

個別銘柄では、エヌビディアの決算の実績や見通しを好感し、時間外で大きく上昇したことを受け、半導体関連銘柄が寄り付きから買われましたが、その後買い進まれる銘柄と寄り付きを高値に伸び悩む銘柄に別れ、明暗を分けました。

 

今週に入って、日経平均株価、TOPIXともに4連騰と、本日は外国為替市場でドル円がドル安円高基調で推移していたにもかかわらず、一部の海外売上高比率の高い銘柄は軟調でしたが、総じて堅調な展開となりました。

 

ただ、東証プライム市場の売買代金は、本日も3兆円を下回っており、先週ジャクソンホール・シンポジウムを前に売っていた向きの買い戻しが進んだだけで、腰の据わった資金が流入しているわけではないと思われることから、イベント通過後の来週の相場展開に一抹の不安を残すのではないかと考えています。

 

さて、本日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、8月第3週(8/14~8/18)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

 

まず、先週8月第3週(8/14~8/18)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

08/21    31,552.85    31,758.70    31,409.86    31,565.64    +114.88
08/18    31,321.26    31,644.89    31,275.25    31,450.76    -175.24
08/17    31,621.98    31,704.08    31,309.68    31,626.00    -140.82
08/16    31,965.58    31,997.28    31,766.82    31,766.82    -472.07
08/15    32,372.53    32,403.93    32,217.52    32,238.89    +178.98
08/14    32,456.72    32,613.99    32,031.54    32,059.91    -413.74
08/10    32,015.96    32,504.85    32,015.96    32,473.65    +269.32

 

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

 

 

 

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、個人(3,550億円)、事業法人(3,202億円)、証券会社自己売買部門(1,659億円)などでした。

 

一方で、売り越した主な投資主体は、海外投資家(7,365億円)、信託銀行(1,053憶円)、その他法人等(1,020億円)などです。

 

3月第5週(権利確定日、権利落ち日があった週)から6月第2週まで12週連続で現物を買い越していた海外投資家は、6月第3週に13週ぶりに売り越しに転じました。

 

その後は7週連続で買い越していましたが、先週は8週ぶりに大幅に売り越していました。

 

また、その売り越し額(7,365億円)が3月第2週(3/6~3/10)の1兆1,164億円以来の高水準となっており、投資スタイルの変化の兆候かもしれないため、今後の動向は注視しておきたいところです(当時はSVBなど米中堅銀行2行が経営破綻し、システミックリスクが意識され、日経平均株価が3営業日で1,500円弱下げました。ただ、今週の相場動向からは早速買い越しに転じた可能性は高いようです)。

 

一方で、個人は3月第5週以降の20週のうち、4月第1週、5月第5週、6月第3週、7月第1週、第2週、そして8月第1週、第3週と7週のみ買い越しており、特に7月、8月は現在のところ2週ずつ買い越していることからも分かるように、高値掴みの傾向があるようです(今後の株価推移で必ずしもそうなるとは言えませんが)。

 

3月第5週以来16週連続の売り越しとなっていました信託銀行は、7月第3週において17週ぶりに買い越しに転じてきていましたが、再び4週連続で売り越しています。

 

ちなみに、3月第5週以降のそれぞれの投資部門別売買代金を合計してみると、

 

証券会社自己売買部門:5,237億円の買い越し

法人:3兆7,331億円の売り越し(そのうち信託銀行が3兆6,078億円の売り越し)

個人:2兆6,958億円の売り越し

海外投資家:6兆2,246億円の買い越し

 

となっています。

 

日経平均 32,287.21 △276.955(+0.87%)

 

TOPIX      2,286.59  △9.54(+0.42%)

 

売買代金(東証プライム) 2,908,498(百万円)

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  107.80  値上がり銘柄数  1,154  値下がり銘柄数  610

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。