こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。

 

日経平均株価、東証マザーズ指数は続落、TOPIXは反発、東証REIT指数は3日ぶりに反落しました。

 

 

本日の東京株式市場は、寄り付きから売り先行で始まると、日経平均株価は一時400円を超す下げ幅となるなど調整色の強い展開となりましたが、TOPIXはプラス圏に浮上するなど大型株が買われましたが、小型株は新興市場を含め軟調な展開が一日続きました。

 

結局、日経平均株価は小幅に下落、TOPIXは小幅に上昇とまちまちで大引けを迎えました。

 

本日は中大型株が堅調、小型株が軟調、そしてグロース株が軟調、バリュー株が堅調といったような相場展開でした。

 

さて、本日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、7月第2週(7/10~7/14)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

 

まず、先週7月第2週(7/10~7/14)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

07/18    32,457.18    32,714.59    32,338.30    32,493.89    +102.63
07/14    32,587.90    32,780.63    32,225.37    32,391.26    -28.07
07/13    32,106.05    32,484.40    31,952.98    32,419.33    +475.40
07/12    32,280.05    32,312.03    31,791.71    31,943.93    -259.64
07/11    32,434.67    32,468.70    32,084.42    32,203.57    +13.84
07/10    32,393.46    32,558.98    32,065.63    32,189.73    -198.69
07/07    32,450.64    32,730.25    32,327.90    32,388.42    -384.60

 

先週は日米の中銀による金融政策に対する将来の方向性を示唆する米CPIやPPIなどの経済指標の発表が相次ぎ、先々週までのドル高円安基調の展開から急速にドル安円高に巻き戻された結果、米国株式市場が堅調な推移をみせて東京株式市場に還ってきても、朝高後に値を消す展開が続き、日経平均株価は週間では調整色の強い上髭と下髭の長い十字線となりました。

 

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

 

 

 

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、海外投資家(3,031億円)、個人(1,543億円)、事業法人(924億円)などでした。

 

一方で、売り越した主な投資主体は、証券会社自己売買部門(3,273億円)、信託銀行(2,597憶円)、その他金融機関(588億円)などです。

 

3月第5週(権利確定日、権利落ち日があった週)から6月第2週まで12週連続で現物を買い越していた海外投資家は、6月第3週に13週ぶりに売り越しに転じましたが、その後3週連続で買い越しに転じてきています。

 

一方で、個人は3月第5週以降の16週のうち、4月第1週、5月第5週、6月第3週、そして7月第1週、第2週と5週のみ買い越しています。

 

6月第3週、7月第1週、第2週は日経平均株価がほぼ32,000円を上回った水準でようやく買い越しているため、現在の水準ではほとんど利益が出ていないばかりか、下手をすると損失を抱えている可能性が高いと考えられます。

 

信用取引残高の推移と合わせて考えてみると、個人の高値掴み傾向が上値を抑える原因の一つになっていることが推測されます。

 

3月第5週以降のそれぞれの売買代金を合計してみると、

 

証券会社自己売買部門:2,992億円の買い越し

法人:3兆7,210億円の売り越し(のうち信託銀行が3兆46億円の売り越し)

個人:2兆9221億円の売り越し

海外投資家:6兆6391億円の買い越し

 

となっています。

 

証券会社の自己売買部門が先週までの3週連続で売り越しており、3月第5週からの通算するとほぼ売り買い拮抗レベルまで買い越し額が減少していて、上値を抑えている投資主体の一つになっているようです。

 

また、6月末の懸案事項だったGPIFのリバランス売りに関しては、信託銀行が3月第5週から16週連続で売り越しており、先々週376億円まで売り越し金額が減少して、リバランス売りも峠を越えたものと考えていたら、また先週2,597憶円まで売り越し金額が増えています。

 

とにかく、海外投資家が買い越しに転じても、国内の機関投資家が売り越していては、上値が重いのも道理というものです。

 

我々個人は大口の思惑に惑わされず、できることを淡々と行うだけです。

 

日経平均 32,304.25 ▼186.27(-0.57%)

 

TOPIX      2,262.20  △1.30(+0.06%)

 

売買代金(東証プライム) 3,128,803(百万円)

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  92.17  値上がり銘柄数  756  値下がり銘柄数  988

 

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売買結果

 

積水化成 900株(売り447)+2,700(平均買い単価444)

奥村組 100株(買い4,045)買い増し(平均買い単価4,035)

今仙電機 100株(売り601→買い601)-2,200(平均買い単価623)

 

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本日は、積水化成を900株だけ利確して、その資金を奥村組100株の購入に充てました。

 

また、今仙電機は売り買い同時取引で減損処理を行い、平均購入単価を下げました。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [  +500  -   550 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  -50  ]

 

となります。