こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。

 

日経平均株価、東証マザーズ指数、東証REIT指数は反発、TOPIXは8日ぶりに反発しました。

 

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル安円高基調で推移するなど好悪材料入り混じる中、日経平均株価は大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付きましたが、昨日までのように早い時間から上昇幅を縮める展開となりました。

 

寄り付き後30分ほどで日経平均株価は前日比ほぼ変わらず、TOPIXはマイナス圏まで売り込まれましたが、その後買い物が断続的に入ってくると急速に反転する動きとなり、昨日までの動きとは一線を画し日経平均株価、TOPIXともに上昇幅を広げる展開となりました。

 

後場に入っても買いが優勢となり、日経平均株価は前場高値を上回って推移し、TOPIXは前場終値を挟んで方向感のない展開となりましたが、大引けにかけてだれることなく上昇したまま取引を終えました。

 

さて、本日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、7月第1週(7/3~7/7)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

 

まず、先週7月第1週(7/3~7/7)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

07/10    32,393.46    32,558.98    32,065.63    32,189.73    -198.69
07/07    32,450.64    32,730.25    32,327.90    32,388.42    -384.60
07/06    33,058.40    33,079.45    32,637.72    32,773.02    -565.68
07/05    33,165.06    33,389.22    33,041.14    33,338.70    -83.82
07/04    33,512.26    33,576.45    33,338.78    33,422.52    -330.81
07/03    33,517.60    33,762.81    33,510.55    33,753.33    +564.29
06/30    33,068.36    33,232.89    32,918.77    33,189.04    -45.10

 

先々週末のGPIFのリバランス売りが懸念されていため買い手控えられていたのか、先週は月曜日から大幅高の展開となりましたが、先週末、今週初めにETFの分配金捻出に伴う換金売りが予定されていることから、週末にかけて調整含みの展開となり、昨日7月12日(Wed.)までTOPIXは7日続落となりました。

 

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

 

 

 

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、個人(3,049億円)、海外投資家(909億円)、事業法人(886億円)などでした。

 

一方で、売り越した主な投資主体は、証券会社自己売買部門(3,161億円)、投資信託(1,916憶円)、信託銀行(376億円)などです。

 

3月第5週(権利確定日、権利落ち日があった週)から6月第2週まで12週連続で現物を買い越していた海外投資家は、6月第3週に13週ぶりに売り越しに転じましたが、先々週、先週と再び買い越しに転じてきています。

 

一方で、個人は3月第5週以降の15週のうち、4月第1週、5月第5週、6月第3週、そして先週7月第1週のみ買い越しており、特に6月第3週、7月第1週の買い越しは明らかに高値掴みになっているようです。

 

信用取引残高の推移と合わせて考えてみると、個人の高値掴み傾向が上値を抑える原因の一つになっていることが推測されます(6ヶ月以内に日経平均株価が34,000円を超えれば高値掴みと言えなくもないですが)。

 

3月第5週以降のそれぞれの売買代金を合計してみると、

 

証券会社自己売買部門:6,265億円の買い越し

法人:3兆5,667億円の売り越し(のうち信託銀行が2兆7,449億円の売り越し)

個人:3兆801億円の売り越し

海外投資家:6兆3,359億円の買い越し

 

となっており、

 

海外投資家( 証券会社自己売買部門)VS. 信託銀行、個人

 

がトレンドとして定着しているようです。

 

ただ、証券会社自己売買部門は先々週、先週と合計で5,341億円と大きく売り越しており、短期的には上値を抑える投資主体となっているようです。

 

また、先々週懸念されたGPIFのリバランス売りは1,365億円から、先週の7月第1週には376億円まで激減しており、峠を越えた様子が見られました。

 

一方で、ETFの分配金捻出に伴う換金売りが先週末にでたこともあり、投資信託は先々週の793億円の買い越しから、先週は1,916億円の売り越しに転じており、市場のアナウンスと整合性が取れた結果となっています。

 

日経平均 32,419.33 △475.40(+1.49%)

 

TOPIX      2,242.99  △21.51(+0.97%)

 

売買代金(東証プライム) 3,282,858(百万円)

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  102.51  値上がり銘柄数  1,089  値下がり銘柄数  668

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。