こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。

 

日経平均株価は6日ぶりに反発、TOPIXは6日続落、東証マザーズ指数は3日ぶりに反発、東証REIT指数は続伸しました。

 

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきた一方で、外国為替市場でドル円がドル安円高基調で推移しているなど好悪材料入り混じる中、昨日まで5日続落していた日経平均株価は、大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で上昇して寄り付いた後は戻りを試す展開となりましたが、後場に入りドル円がさらにドル安円高に振れると、日経平均株価、TOPIXともにマイナス圏に沈みました。

 

しかし、日経平均株価は32,000円目前で昨日の安値に面合わせすると、下げ幅を縮める展開となり再度プラス圏に浮上しましたが、大引けにかけて売りなおされ、日経平均株価は小幅に6日ぶりに反発、TOPIXは6日続落となりました。

 

一時は1ドル145円をうかがう動きを見せいていたドル円が、1ドル140円台まで短期間に急速にドル安円高に振れたことで、海外売上高比率の高い銘柄を中心に調整色の濃い展開が継続する形となりました。

 

さて、本日東京証券取引所株式部から、「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)(2023/7/7申込み現在)」が発表されました。

 

まず、先週7月第1週(7/3~7/7)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

07/10    32,393.46    32,558.98    32,065.63    32,189.73    -198.69
07/07    32,450.64    32,730.25    32,327.90    32,388.42    -384.60
07/06    33,058.40    33,079.45    32,637.72    32,773.02    -565.68
07/05    33,165.06    33,389.22    33,041.14    33,338.70    -83.82
07/04    33,512.26    33,576.45    33,338.78    33,422.52    -330.81
07/03    33,517.60    33,762.81    33,510.55    33,753.33    +564.29
06/30    33,068.36    33,232.89    32,918.77    33,189.04    -45.10

 

先々週末にGPIFのリバランス売りが懸念いたため買い手控えられていたのか、先週は月曜日から大幅高の展開となりましたが、先週末、今週初めにETFの分配金捻出に伴う換金売りが予定されていることから、週末にかけて調整含みの展開となり、昨日7月10日(Mon.)まで日経平均株価(TOPIXも)は5日続落となりました。
 

そんな中、信用取引残高はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

上が2011年以降、下が2020年以降先週までの信用取引残高の推移グラフになります。

 

 

 

信用買残高は1,602億円(前の週比4.62%)増加して3兆6,277億円、信用売残高は322億円(前の週比3.56%)減少して8,741億円となっています。

 

信用買残高は2021年12月第1週(TOPIXの週足終値は1,957.86pt)の3兆6,488億円以来の高水準となっています。

 

当時よりは株価水準が高いため、信用買残高がほぼ同額とは言え、実際に買うことのできる株数は少ないと思われますが、それでも過去最高レベルの高水準であることには違いありません。

 

週末のTOPIXで比較してみると、当時からは297.04pt、率にして15.17%も上の水準と言うことは、金額ベースで単純比較すれば、当時より15.17%少ない数の株を信用買いしているとも言えそうです。

 

ただ、個人投資家が好むグロース市場の銘柄群が信用買いのメインであれば、当時よりはマザーズ指数も低い水準であるため、上記のような計算が成り立たず、当時より多くの買い玉を建てている可能性のあります。

 

また、単純に比較はできませんが、長期の上の推移グラフからもわかるようにアベノミクス以降はほぼこの水準で、金額ベースの信用買残高は頭打ちとなっているため、これ以上仮需で上昇と言うことは望めそうにありません。

 

先週からの軟調な推移の原因は、GPIFのリバランス売りやETFの分配金捻出に伴う換金売りに伴う需給の悪化に加えて、高水準の信用買残高にあるのかもしれません。
 

 

日経平均 32,203.57 △13.84(+0.04%)

 

TOPIX      2,236.40  ▼6.93(-0.31%)

 

売買代金(東証プライム) 3,171,905(百万円)

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  97.53  値上がり銘柄数  718  値下がり銘柄数  1,026

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。