こんばんは。

 

先週末の東京株式市場は下落したとはいえ、日経平均株価は33,000円台をキープ、TOPIXも2,300pt目前と歴史的な高水準で、2023年上半期の取引を終えました。

 

2023年1Qの取引が終わった時点で、日経平均株価が28,000円、TOPIXが2,000ptを上回って着地し、好調だったと当時コメントしていましたが、3月最終週からの海外投資家の12週連続の買い越しでここまで上昇するとは、当時は想定していませんでした。

 

インカム主体の投資手法を推奨し、自らも実践してきた身からすれば、インカムゲインに加え、キャピタルゲインも得られる理想的な環境だと感じられますが、一方で銘柄入れ替えを行うたびにキャピタルゲインが積み上がり、意図せぬ譲渡益課税が膨らんでいく状況に対応策を考えねばならない昨今でもあります。

 

2023年下半期はその辺りを課題にした売買がメインとなりそうですが、対応策は未だに見いだせていないのが現状です。

 

さて、昨日で2023年上半期が終了したことで、2023年2Qの収支が確定しましたので、以下に集計してみます。

 

譲渡損益額(キャピタルゲイン):1,129,953円

貸株金利(インカムゲイン):12,184円

配当金(インカムゲイン):1,015,100円

所得税還付金(インカムゲイン):0円

住民税:-13,400円

住民税(残り3期分):-33,000円

合計:2,107,171円

 

昨年も株式のインカム、キャピタルともにプラスでしたので、今年はわずかながらも住民税の普通徴収がありますので、4半期ごと4回を一括で減損処理することにしました。

 

また、2023年1Qの収支も転記しておきます。

 

譲渡損益額(キャピタルゲイン):321,781円

貸株金利(インカムゲイン):11,465円

配当金(インカムゲイン):133,482円

所得税還付金(インカムゲイン):318,122円

合計:784,850円

 

したがって、株式投資における2023年上半期の収支は合計すると以下の通りです。

 

譲渡損益額(キャピタルゲイン):1,451,734円

貸株金利(インカムゲイン):23,649円

配当金(インカムゲイン):1,148,582円

所得税還付金(インカムゲイン):318,122円

住民税:-13,400円

住民税(残り3期分):-33,000円

合計:2,895,687円

 

普通のサラリーマンの年収の半分は半年で稼ぐことが出来ているようです。

 

つまり、来年の住民税などの課税や、国民健康保険などの金額が上昇することになり、フリーの身としては、すでに来年のやり繰りを考えなければならないフェーズにきています。

 

消極的ではありますが、キャピタルゲインを発生させないように売買は控え、インカムゲインだけを受け取るしかなさそうです。

 

一方で、一部の早売り推奨投資家には「まぼろし」と言われている評価益ですが、次のように3月末から6月末までの3か月間でずいぶん増えています。

 

 

 

確かに評価益は実現益にしなければ幻ではありますが、確定申告で来年支払う所得税がばか高くなり、その他の税金などの支払いも多額になるため、私のようなFIREした身には気軽に利確できないという事情もあります。

 

私のようなインカム主体の投資家にとっては、キャピタルはあくまでも余禄のようなものなので、そこまで頻繁に利確はしなかったのが、相場全般の上昇基調に支えられ、単に資産インフレが起こっているにすぎません。

 

また、株価が下がっても損切りしないのに、株価が上がったらさっさと利確する、という投資行動も、資産効率という観点やトレンドを無視しているのではないかと思う一方で、プロスペクト理論から導き出されるよくある投資行動として納得はできます。

 

明日から下半期の相場が始まります。

 

上半期の投資行動を振り返って、下半期はさらに飛躍できるように、悔いのないトレードを心がけていきたいと思います。