こんばんは。
本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。
日経平均株価は反発、TOPIXは3日続伸、東証マザーズ指数は5日ぶりに反発、東証REIT指数は続落しました。
昨晩の米国株式市場は、米長短期金利の低下を受け高PERのハイテク銘柄や景気敏感銘柄を中心に買い戻しの動きが強まり、主要3指数がそろって上昇しました。
本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇して還ってきたことを受け、日経平均株価、TOPIXともに上昇して始まりましたが、月末ということや材料不足ということもあり、上値の重い展開となりましたが、かろうじて両指数ともにプラス圏で取引を終えました。
前日活況だったバリュー銘柄物色は鳴りを潜め、高PERのグロース銘柄が買われるリワインドの動きが強まり、東証マザーズ指数は5日ぶりに反発しました。
さて、本日、東京証券取引所株式部から、「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)(2023/2/24申込み現在)」が発表されました。
まず、先週2月第4週(2/20~2/24)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。
日付 始値 高値 安値 終値 前日比
02/27 27,322.73 27,456.22 27,292.74 27,423.96 -29.52
02/24 27,144.72 27,465.90 27,128.32 27,453.48 +349.16
02/22 27,265.99 27,300.53 27,046.08 27,104.32 -368.78
02/21 27,486.09 27,538.29 27,359.12 27,473.10 -58.84
02/20 27,497.13 27,531.94 27,426.48 27,531.94 +18.81
02/17 27,484.60 27,608.59 27,466.61 27,513.13 -183.31
先週は、インフレ再高進を示唆する米経済指標の発表が相次いだことで、米金融当局による政策金利の早期利上げ減速や打ち止め期待が後退し、米長短期金利が上昇したことで、NYダウが4営業日で1,000ドル以上下落するなど、米国株式市場で主要3指数がそろって大幅に調整しました。
東京株式市場では、そういった米国債券・株式市場の展開を見ながら、日経平均株価は下値を探る展開となりましたが、為替市場でドル高円安が進んだことや低バリュエーション銘柄物色に支えられ、27,000円の大台を割り込むことなく方向感のない一週間となりました。
そんな中、信用取引残高はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。
上が2011年以降、下が2020年以降先週までの信用取引残高の推移グラフになります。
信用買残高は601億円(前の週比1.87%)増加して3兆2,838億円、信用売残高は1,620億円(前の週比17.95%)増加して1兆651億円となっています。
短期の推移グラフを見るとわかりますが、信用売残高は今年に入って8週連続の増加をみせています。
信用買残高も増加してはいますが、前の週からの伸び率、金額を見ても、信用売残高の増加に比して小さいため、2月第4週においても信用取組が改善していることが分かります。
私見では、昨日と本日の相場を見ていると、株価指数的には膠着状態が継続していますが、個別銘柄は活況を呈しているように思います。
売り方のショートスクイーズが上昇に弾みをつけているのではないでしょうか。
(今週も推移グラフの下からここまでのコメントは、推移グラフをご覧になっていただくと分かるようにトレンドが継続しているようですので、数字を換えた以外は先週と同じ内容です。2020年第4週以来となる信用売残高は注目に値します。)
日経平均 27,445.56 △21.60(+0.08%)
TOPIX 1,993.28 △0.50(+0.03%)
売買代金(東証プライム) 3,381,952(百万円)
騰落レシオ(25日移動平均ベース) 118.54 値上がり銘柄数 806 値下がり銘柄数 973
---------------------------------------------------------
売買結果
菱洋エレク 100株(売り2,528)+16,800(平均買い単価2,360)
---------------------------------------------------------
本日は、少額ですがキャッシュ確保のため1銘柄1単位のみ売りました。
本日のトレードの確定損益は、
[ 16,800 - 550(売買手数料) + 0 (キャッシュバック) = 16,250 ]
となります。