こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。

 

日経平均株価、TOPIXは3日ぶりに反発、東証マザーズ指数は3日続落、東証REIT指数は続伸しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数が上昇して還ってきたことに加え、衆院議院運営委員会で行われた植田和夫次期日銀総裁候補に対する所信聴取で、現在の大規模金融緩和政策に当面変更はないとの見解から、日経平均株価、TOPIXともに3日ぶりに反発しました。

 

 

2月本決算、8月中間決算銘柄の権利付き最終売買日と祝日明け、週末が重なったことで売買も膨らみ、東証プライム市場の売買代金は久しぶりに3兆円台となりました。

 

ただ、週末要因により上値も重く、日経平均株価、TOPIXともに節目の27,500円、2,000ptを下回った水準での取引終了となったことは、来週に向けて不安要素の一つになりそうです。

 

ただ、東証スタンダード指数は高値引けで昨年来高値を更新、東証小型株指数も直近2月21日(Tue.)の終値3,566.15、11月25日(Fri.)の終値での昨年来高値3,567.90に肉薄する3,566.98となるなど、本日も低バリュエーション銘柄が選好される流れが継続しました。

 

さて、本日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、2月第3週(2/13~2/17)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

 

まず、先週2月第3週(2/13~2/17)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

02/20    27,497.13    27,531.94    27,426.48    27,531.94    +18.81
02/17    27,484.60    27,608.59    27,466.61    27,513.13    -183.31
02/16    27,654.72    27,727.66    27,597.12    27,696.44    +194.58
02/15    27,686.01    27,720.27    27,444.13    27,501.86    -100.91
02/14    27,705.37    27,721.82    27,553.18    27,602.77    +175.45
02/13    27,550.35    27,570.32    27,266.94    27,427.32    -243.66
02/10    27,711.25    27,814.02    27,609.33    27,670.98    +86.63

 

先週は、2月米ミシガン大学消費者信頼感指数や1月米CPIが高水準を維持し、米金融当局による政策金利の引き上げ停止や引き下げ転換が遅れるのではないかとの見方が強まったわりには、米長期金利が大きくは上昇することはなく、米国株式市場では高PERのハイテク銘柄が選好され、NASDAQが堅調な推移を見せるなど、市場では米国景気がソフトランディングならぬノーランディングとなるのではないかとの楽観的な見方がでてきました。

 

国内株式市場は日銀人事などが材料視される以外はこれといった材料もなく、2月14日(Tue.)まででほぼ決算発表も出尽くし、日経平均株価は27,500円を挟んで方向感のでない展開となる一方で、TOPIXは一時2,000ptの大台を回復しました。

 

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

 

 

 

東証プライム市場において、買い越した主な投資主体は、海外投資家(2,148億円)、事業法人(689億円)、証券会社の自己売買部門(370億円)などです。

 

一方で、売り越した主な投資主体は、信託銀行(1,487億円)、個人(607億円)、生保・損保(469憶円)などです。

 

買い越す投資主体も、売り越す投資主体も前の週とほぼ同じ顔ぶれ、と言ったところです(売り越し第3位が、投資信託から生保・損保に変わっただけ、今週投資信託は第4位の売り越し)。

 

GPIFなど年金資金を運用している信託銀行は、昨年11月第3週から15週連続で売り越しています。

 

東証プライム市場の投資部門別売買動向の推移グラフから分かるように、その受け皿となっているのが、証券会社の自己売買部門と海外投資家で、海外投資家は昨年末から、証券会社の自己売買部門も1月末から買い越しに転じています。

 

個人は1月第1週こそ買い越しましたが、その後は2月第1週を除いて売り越し基調で推移しています。

 

そして、海外投資家は1月第1週と2月第1週に小幅に売り越した以外の週は大幅に買い越しています。

 

上の推移グラフをご覧になればわかりますが、具体的には、1月第1週から先週2月第3週まで、-525億円、+1,716憶円、+1,048億円、+3,139億円、-291億円、+1,982億円、+2,148億円(-は売り越し、+は買い越しの意)となっています。

 

日経平均 27,453.48  △349.16(+1.29%)

 

TOPIX      1,988.40    △13.15(+0.67%)

 

売買代金(東証プライム) 3,033,991(百万円)

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  127.77  値上がり銘柄数  1,333  値下がり銘柄数  441

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。