おはようございます。
先週末の米国株式市場は、主要3指数がまちまちの展開となりました。
NYダウは0.39%高の33,826.69と反発、NASDAQは0.58%安の11,787.27と続落、S&P500は0.28%安の4,079.09と続落しました。
米国債10年物利回りは、3.817%と5bp低下しました。米国債2年物利回りは、4.617%と3bp低下しました。
ドル円は、1ドル134.148円とドル高円安基調で推移しています。
WTI原油先物は、1バレル76.33ドルと下落しました。
SOX指数は、1.62%安の3,005.87と続落しました。
大証ナイトの日経平均先物は27,510 △50、CME日経平均先物は27,505 ▼10となっています。
先週末の米国株式市場は、1月米雇用統計の発表から続く米経済指標がインフレの高止まりを示唆する内容であることや、米金融当局高官の相次ぐ「タカ派」発言によって、米金融当局による今後の政策金利の利上げ長期化に対する懸念が強まり、高PERのハイテク銘柄を中心に売られましたが、ディフェンシブ銘柄が買われ、N'Yダウは小幅高、NASDAQとS&P500は小幅安とまちまちの展開となりました。
前日のクリーブランド連銀のメスター総裁やセントルイス連銀のブラード総裁に続き、「17日にはFRBのボウマン理事が「(物価目標の)2%までにはまだ長い道のりがある」と指摘し「(インフレ抑制に)一段の進展がみられるまで利上げを続けなければならない」と主張し」(NQN)ました。
S&P500セクター別では、ENERGYが3.65%安、TECHNOLOGYが1.19%安、BASIC MATERIALSが0.96%安となるなど5セクターが下落した一方で、CONSUMER DEFENSIVEが1.29%高、UTILITIESが1.00%高、HEALTHCAREが0.89%高となるなどディフェンシブセクターを上位に6セクターが上昇しました。
本日の東京株式市場は、先週末の米国株式市場で主要3指数がまちまちの展開となり材料になりにくい中、外国為替市場でドル円が一時1ドル135円台をつけるなど再びドル高円安トレンドが出来つつあることで、輸出関連銘柄などが買われ戻りを試す展開となることが期待されます。
先週末東京株式市場は下落しはしましたが、全般的に下値を試すというよりは前の晩の米国株式市場をトリガーに週末要因で下げたものと思われ、他のアジア市場の動向にもよりますが、日経平均株価は27,500円の値固めをした後は、上値を試す展開に回帰するのではないかと考えています。