おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇しました。

 

NYダウは0.76%高の33,629.56と続伸、NASDAQは2.01%高の11,364.41と続伸、S&P500は1.19%高の4,019.81と続伸しました。

 

米国債10年物利回りは、3.517%と3bp上昇しました。米国債2年物利回りは、4.230%と5bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル130.648円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル81.62ドルとほぼ変わらずでした。

 

SOX指数は、5.01%高の2,934.83と続伸しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は27,150 △270、CME日経平均先物は27,165 △250となっています。

 

昨晩の米国株式市場は、欧州株式市場で英FTSE100や独DAXなど主要国の株価指数が軒並み上昇したことやFRBによる政策金利の早期利上げ停止観測が報じられたことをから、米長短金利が上昇しているにもかかわらず、主要3指数がそろって続伸しました。

 

NQNによると、「ウォール・ストリート・ジャーナル紙は22日、FRBが1月31日~2月1日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で「今春に利上げを停止するために労働需要や支出、インフレの鈍化がどの程度必要かを検討し始める可能性がある」と伝えた。」と、近くFRBが政策金利の利上げ停止を検討するの観測や、先週末の米金融当局高官による次回会合での利上げ幅縮小発言が、株式の買い安心感を誘ったとしています。

 

S&P500セクター別では、全11セクター中、ENERGYが0.20%安と唯一下落した以外は、TECHNOLOGYが2.28%高、COMMUNICATION SERVICESが1.78%高、CONSUMER CYCLICALが1.57%高となるなど、10セクターが上昇し、高PERのハイテク銘柄や景気敏感銘柄を中心に買われる展開となっています。

 

米国よりも高インフレに対し政策金利の利上げ観測がくすぶる欧州で、インフレの緩和期待から英FTSE100や独DAXなどが過去最高値や昨年来高値に接近するなど昨年秋からの反騰局面で、日米の主要株価指数をアウトパフォームしています。

 

欧米の株式市場が活況を呈する中、出遅れ気味の東京株式市場にもリスクマネーが流入する可能性に期待したいところです。

 

本日の東京株式市場は、欧米株式市場で主要株価指数が軒並み上昇して還ってきたことやドル円が昨日寄りもドル高円安に振れていることを好感し、日経平均株価やTOPIXは上昇して寄り付きそうです。

 

日経平均株価は先週末は高値引け、昨日は高く寄り付いた後も高値圏で推移するなど、買い方有利の展開が継続しているようです。

 

本日も同様の展開となるか、注目が集まりそうです。