おはようございます。

 

先週末の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇しました。

 

NYダウは1.00%高の33,375.49と4日ぶりに反発、NASDAQは2.66%高の11,140.43と3日ぶりに反発、S&P500は1.89%高の3,972.61と4日ぶりに反発しました。

 

米国債10年物利回りは、3.482%と9bp上昇しました。米国債2年物利回りは、4.177%と5bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル129.571円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル81.96ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、3.11%高の2,794.69と3日ぶりに反発しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は26,910 △380、CME日経平均先物は26,915 △595となっています。


先週末の米国株式市場は、米金融当局高官の相次ぐ政策金利の利上げ幅縮小発言にも拘わらず米長短金利は上昇しましたが、株式市場は景気減速への警戒感が和らぐとの見方から買い安心感が広がり、ネットフリックスの好決算も追い風となり、ハイテク銘柄や景気敏感銘柄を中心に買われる展開となり、主要3指数がそろって大幅に反発しました。

 

先週末の米金融当局高官の主な発言は以下の通り。

 

 

 

 

S&P500セクター別では、全11セクターが上昇し、なかでもCOMMUNICATION SERVICESが3.96%高、TECHNOLOGYが2.72%高、CONSUMER CYCLICALが2.46%高、BASIC MATERIALSが2.05%高となるなど4セクターが2%を超える大幅高となりました。

 

本日の東京株式市場は、日米中央銀行の金融政策への警戒感が弱まる傾向にあることでドル、円ともに売られてはいるものの、日米金利差の縮小に一服感が出ていることでドル高円安基調で推移していることや、先週末の米国株式市場で主要3指数がそろって反発したことを受け、日経平均株価は先週末の大証ナイトの日経平均先物やCME日経平均先物にさや寄せする形で寄り付きそうです。

 

目先は、日銀金融政策決定会合の結果発表を受けて急上昇した1月18日(Wed.)の高値26,816.68、終値26,791.12といったところですが、その辺りを本日の終値として維持できれば、次の上値目途は27,000ちょうどや、昨年12月20日(Tue.)のいわゆる「日銀ショック」で大幅に下落した時の始値27,257.35あたりでしょうか。

 

日経平均株価で比較すると、上記のように依然として「日銀ショック」を抜け出せていないように錯覚しますが、TOPIXや東証マザーズ指数などは先週末終値の段階でほぼ奪還しています。

 

今後も予断は許しませんが、市場センチメントは改善傾向で若干リスクオンに傾いてきたといったように見受けられます。