こんばんは。
本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。
日経平均株価、TOPIX、東証REIT指数は反発、東証マザーズ指数は3日続伸しました。
昨晩の米国株式市場は、週間の米新規失業保険申請件数が市場予想に反して前週比で減少したことで労働市場の逼迫感が意識され、リセッション懸念が強まる中でもFRBの金利引き締め政策が継続するのではないかとの懸念が強まり、米主要3指数がそろって続落しました。
本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって下落して還ってきて来たこともあり、前場寄り付き後しばらくは日経平均株価、TOPIXともにマイナス圏でのスタートとなりましたが、薄商いの中次第にポジション調整と思われる買戻しが入り始めると前場のうちにプラス圏に浮上し、後場はその流れを引きついだまま、米株価指数先物が堅調な推移をみせていたこともあり、週末にも拘わらず日経平均株価は高値引け、TOPIXも高値圏での取引終了となりました。
ドル円が1ドル129円台前半までドル高円安に振れたことや、岸田首相が新型コロナウイルスを今春に「5類」扱いとするよう指示したことも、内需外需問わず買われた背景にあったようです。
また、今週に入って下げ基調だった金利敏感業種や上昇一服感のあった川上業種が上昇したことも投資家心理の改善を誘いました。
日銀金融決定会合の結果を踏まえ乱高下した東京株式市場も、週末までに落ち着きを取り戻した形となり、昨年の日銀金融政策決定会合からの警戒感は一旦解消されたように感じられます。
ただ、日銀が想定するように今後2%を下回る消費者物価指数まで落ち着きを取り戻すかどうかは未知数で、また「YCCの撤廃」や「マイナス金利政策の修正」とかが取りざたされ、金融市場が動揺する火種はくすぶり続けるものと考えられ、油断を許さない状況が今後も続きそうです。
しかし、今後デフレとは言わないまでも低成長が続く(給与所得が上昇しない、GDPの値がが低い)のであれば、トマ・ピケティの言う「r>g」の不等式から投資家が報われ、またインフレになっても「モノ」である有価証券は上昇する可能性が高いため投資家が報われる、とリーマンショックやコロナショックなどのショック安に見舞われない限りは、株式投資は継続しておいた方がよさそうです(〇〇ショックの後も株式市場が復活したことは記憶に新しいところですが、ロスカットされる確率が高いため)。
日経平均 26,553.53 △148.30(+0.56%)
TOPIX 1,926.87 △11.25(+0.59%)
売買代金(東証プライム) 2,293,577(百万円)
騰落レシオ(25日移動平均ベース) 96.91 値上がり銘柄数 1,320 値下がり銘柄数 429
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売買結果
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本日は、ノートレでした。
本日のトレードの確定損益は、
[ 0 - 0 (売買手数料) + 0 (キャッシュバック) = 0 ]
となります。