こんばんは。
本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。
日経平均株価、TOPIXは3日ぶりに反落、東証マザーズ指数は続伸、東証REIT指数は反落しました。
昨晩の米国株式市場は、米12月PPIが新型コロナ禍が始まって以来の低下幅だったことや12月米小売売上高が市場予想を下回る落ち込みを見せたことで米景気の後退懸念が強まり、主要3指数がそろって下落しました。
本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって大幅に下落して還ってきていたことに加え、ドル円が再びドル安円高基調で推移していることを嫌気し、海外売上高比率の高い輸送用機器や機械セクターに属する銘柄や、日銀の金融緩和政策の現状維持を受け幅広い年限の国債利回りが低下したことで利ザヤ拡大期待が後退したため銀行や保険セクターに属する銘柄も下落するなどしたため、日経平均株価やTOPIXは反落しました。
昨日後場は日銀の大規模金融緩和政策の現状維持を好感し、為替市場ではドル高円安、債券市場では債券高、株式市場では株高となっていましたが、昨日発表された米国経済指標の弱さからリセッション懸念が強まり、米国債が買われ米国株が売られたことで、ドル売り米国株売りが強まったため、ドル円や日本株はほぼ日銀金融政策決定会合直前のレベルまでもどされた形となりました。
為替市場も株式市場も、現在のレベルが一番居心地の良い水準のように感じられるので、このあたりで一年通して推移してもらえれば、長期投資家としては価格変動リスクを考えなくていいので最高の環境と言えるのですが。
「欲」で動くか、「恐怖」で動くか、いずれにせよボラティリティの大きな相場にならないことを祈るばかりです。
さて、本日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、1月第1月第2週(1/10～1/13)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。
まず、先週1月第1月第2週(1/10～1/13)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。
日付 始値 高値 安値 終値 前日比
01/16 25,836.67 25,938.04 25,748.10 25,822.32 -297.20
01/13 26,391.78 26,409.21 26,090.84 26,119.52 -330.30
01/12 26,524.94 26,547.61 26,381.93 26,449.82 +3.82
01/11 26,362.21 26,479.99 26,332.05 26,446.00 +270.44
01/10 26,176.61 26,316.66 26,132.80 26,175.56 +201.71
01/06 25,740.08 26,034.06 25,719.61 25,973.85 +153.05
先週は、週半ばまでは米国株式市場の堅調さを背景に戻りを試す展開となっていましたが、日銀金融政策決定会合が近づくにつれ、為替市場でドル安円高が急速に進行したため、週後半は、海外売上高比率の高い銘柄を中心に売られる展開となり、週足としては長い上髭をつけた週となりました。
そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。
上が東証プライム（東証一部）、下が東証グロース（東証マザーズ）の投資部門別売買動向の推移グラフになります。
東証プライム市場において、買い越した投資主体は、海外投資家（1,716億円）、事業法人（1,032億円）、その他金融機関（72億円）などです。
一方で、売り越した投資主体は、証券会社の自己売買部門（1,266億円）、信託銀行（1,190億円）、個人（602憶円）などです。
昨年11月第3週から10週連続で売り越しているGPIFなど年金資金を運用している信託銀行は、1月第1週まで売り越し額が漸減傾向にありましたが、先週から大きく売り越し額が増加（42億円→1,190億円）していることも、需給悪化の原因の一つと言えそうです。
一方で、東証プライム市場において海外投資家は、1月第1週は525億円の売り越しでしたが、1月第2週はそれを大きく上回る1,716億円を買い越しており、需給改善に貢献していたことが確認されました。
日経平均 26,405.23 ▼385.89(-1.44%)
TOPIX 1,915.62 ▼19.31(-1.00%)
売買代金（東証プライム） 2,517,314(百万円）
騰落レシオ(25日移動平均ベース) 94.85 値上がり銘柄数 505 値下がり銘柄数 1,247
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売買結果
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本日は、ノートレでした。
本日のトレードの確定損益は、
[ 0 - 0 （売買手数料） + 0 （キャッシュバック） = 0 ]
となります。