こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。

 

日経平均株価、TOPIXは続伸、東証マザーズ指数、東証REIT指数は5日ぶりに反発しました。

 

昨晩の米国株式市場は、市場予想を下回る決算を発表した米金融大手ゴールドマン・サックスが大幅安となったことが原因の一つでNYダウとS&P500は5日ぶりに反落しましたが、FRBやECBによる政策金利引き上げ幅の減速期待から金融政策の影響を受けやすい米短期金利が低下傾向であることからNASDAQは小幅に7日続伸しました。

 

本日の東京株式市場は、前場は昨日の流れを引き継ぎ日銀金融政策決定会合を前に買戻しの動きが先行し上昇して始まりましたが、一時TOPIXがマイナス圏に沈むなど方向感のない展開となりましたが、金融政策決定会合の結果を受けて始まった後場は現状維持の政策判断を受け、「日経平均先物売り・金利敏感銘柄買い」の巻き戻しに拍車がかかったことも手伝い、日経平均株価、TOPIXは大幅高、金利敏感銘柄は下げ幅は縮めましたが軟調な展開となりました。

 

 

黒田日銀総裁は、前回の10年国債利回りの変動幅拡大の効果を確認する意味で現状維持となったことを述べていましたが、±0.75%の変動幅に拡大して様子を見てもよかったのではないかと思います。

 

さすがにYCCの撤廃までは難しいとしても、せめて次の日銀政策決定会合で変動幅拡大の是非を点検する、とでも言ってほしかった感じがします。

 

一時的には、円も売られ1ドル131円台まで一気にドル高円安が進み、債券高・株高で反応しましたが、さすがに先送りの感は否めません。

 

これからスイスに出張らしいですが、先んじて「マイナス金利政策」から脱却したスイスでソフトランディングの方法や出口戦略を練ってきてほしいものです。

 

後任の日銀総裁は大変な重荷を背負わされるのではないかと思います。

 

ここからは大規模金融緩和政策の修正しか残されておらず、景気が急激に悪化した時に打つ手が限られているところで、バトンを渡されるわけですから。

 

まあ、延命措置であれ株式市場が好感したことは事実なので、ここは感謝しておくべきなのかもしれません。

 

あとは、金融政策決定会合で描いたシナリオに沿って、景気や物価が推移するのを信じるしかなさそうです。

 

日経平均 26,791.12   △652.44(+2.50%)

 

TOPIX      1,934.93    △32.04(+1.68%)

 

売買代金(東証プライム) 3,277,623(百万円)

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  97.21  値上がり銘柄数  1,600  値下がり銘柄数  188

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。