おはようございます。

 

NYダウは1.14%安の33,910.85と5日ぶりに反落、NASDAQは0.14%高の11,095.11と7日続伸、S&P500は0.20%安の3,990.97と5日ぶりに反落しました。

 

米国債10年物利回りは、3.549%と5bp上昇しました。米国債2年物利回りは、4.205%と2bp低下しました。

 

ドル円は、1ドル128.156円とドル安円高基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル81.31ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、0.24%高の2,807.48と7日続伸しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は26,250 △110、CME日経平均先物は26,270 △480となっています。

 

昨晩の米国株式市場は、市場予想を下回る決算を発表した米金融大手ゴールドマン・サックスが大幅安となったことが原因の一つでNYダウとS&P500は5日ぶりに反落しましたが、FRBやECBによる政策金利引き上げ幅の減速期待から金融政策の影響を受けやすい米短期金利が低下傾向であることからNASDAQは小幅に7日続伸しました。

 

同じ米金融大手(投資銀行)で減益決算を発表したにもかかわらず、市場予想を下回ったGSは6.44%安と売られた一方で、市場予想を上回ったMSは5.91%高と買われ、明暗を分けました。

 

 

 

S&P500セクター別では、BASIC MATERIALSが1.07%安、COMMUNICATION SERVICESが0.92%安、INDUSTRIALSが0.84%安となるなど7セクターが下落した一方で、TECHNOLOGYが0.44%高、ENERGYが0.12%高、REAL ESTATEが0.08%高となるなど4セクターが上昇しました。

 

本日の東京株式市場で、前場は重要イベントの結果発表を控え方向感のない展開となりそうですが、昼休み中に発表されると予想されている日銀金融政策決定会合の結果次第で後場は為替市場や債券・株式市場が大きく動く展開が予想されます。

 

債券市場では、10年物国債利回りが0.5%を超える場面が3営業日連続でみられるなど催促相場の様相を呈しており、日銀が大規模金融緩和政策の修正シナリオを明確に示さないと、思惑で乱高下するかもしれません。

 

市場では様々な憶測が飛び交っていますが、世界的な趨勢としてはコストプッシュ型のインフレとは言え、物価高を抑えるには少しでも大規模金融緩和政策は引き締め方向に修正していくしかなく、ドル安円高と為替も反応する可能性が高いので、輸入物価の下落を通してインフレトレンドが少しでも和らいでいくのではないかと考えています(株式市場にはネガティブかもしれませんが)。