おはようございます。

 

先週末の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇しました。

 

NYダウは0.33%高の34,302.61と4日続伸、NASDAQは0.71%高の11,079.16と6日続伸、S&P500は0.40%高の3,999.09と4日続伸しました。

 

米国債10年物利回りは、3.498%と5bp上昇しました。米国債2年物利回りは、4.224%と8bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル127.859円とドル安円高基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル80.07ドルと上昇しました。

 

SOX指数は、0.39%高の2,800.66と6日続伸しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は25,780 ▼300、CME日経平均先物は25,790 ▼405となっています。

 

先週末の米国株式市場は、JPモルガン・チェースなど米銀行大手4社が2022年10-12月期の決算説明会などで今後の米経済見通しや今後の経営環境について慎重な見方を示したことで、主要3指数ともに反落して始まりましたが、ミシガン大学が発表した米消費者態度指数で1年先のインフレ期待が前月の4.4%から4%に低下するなど、12月米雇用統計発表から続くインフレ減速確認からFRBの金利引き上げペースの減速への期待から、徐々に買戻しの動きが強まり、主要3指数は続伸して取引を終えました。

 

前日比で安く始まった米銀行大手4行も、結局JPモルガン・チェースは2.52%高、バンカメは2.21%高、ウェルズ・ファーゴは3.25%高、シティは1.69%高と、いずれも一旦下を付けに行った後は、高値近辺で終えています。

 

また、1月の米消費者態度指数は64.6と前月の59.7や市場予想の60.7を上回り、1年先のインフレ期待が4%と2021年4月以来の低水準となったことで、消費者のマインドが上向いたことが明らかになりました。

 

S&P500セクター別では、CONSUMER CYCLICALが0.97%高、FINANCIALが0.71%高、BASIC MATERIALSが0.67%高となるなど8セクターが上昇した一方で、REAL ESTATEが0.61%安、UTILITIESが0.44%安、INDUSTRIALSが0.12%安となるなど3セクターが下落しました。

 

本日の東京株式市場は、楽観的な見通しが続く米国株式市場で主要3指数が記録的な上昇を見せているにもかかわらず、日銀の大規模金融緩和政策の再修正に対する懸念や急速に進行するドル安円高に歯止めがかからないことを嫌気し、下値模索の展開となることが懸念されます。

 

ただ、物色が金利敏感業種や川上業種に偏ってはいますが、背景は理解しやすく、パニック的な売りではないため、過剰反応であると考えられることから、日銀政策決定会合に向けて次第に買戻しが入る展開を想定しています(週初の本日は様子見から下値近辺で膠着状態?)。