こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がまちまちの展開となりました。

 

日経平均株価、TOPIXは6日ぶりに反発、東証マザーズ指数は6日続落、東証REIT指数は続伸しました。

 

昨晩の米国株式市場は、ナイキの好決算や、コンファレンスボードが発表した12月の米消費者信頼感指数が市場予想を上回る上昇となったことを好感し、主要3指数がそろって大幅に続伸しました。

 

本日の東京株式市場は、昨晩の米国株式市場で主要3指数がそろって大幅に続伸していたことや、日銀の金融政策決定会合後大きく円高ドル安に動いたドル円が落ち着きを取り戻したことを受け、前日までの5営業日で日経平均株価は1,768.49円、率にして6.28%と大幅に調整していたことから、自律反発期待の買戻しが強まり、日経平均株価やTOPIXは6営業日ぶりに反発しました。

 

金利敏感セクターでは銀行セクターが引き続き堅調だったほか、為替の落ち着きを背景に輸送用機器、精密機器セクターなどが上昇しました。

 

戻りの鈍い一日でしたが、日経平均株価やTOPIXは今年初の6日続落を回避できたことで、市場センチメントは若干上向く可能性を残して、週末金曜日の相場にバトンを渡しました。

 

また、日銀の大規模金融緩和政策の修正は「サプライズ」ではあったものの、市場の反応が過剰反応との見方もあり、また早速本日日銀の国債買い入れオペを通じ金利の上昇が牽制されたことで幅広い年限の金利が低下(債券価格は上昇)したことで、安心感を誘った一面もあります。

 

今晩の米国株式市場が大きく下落しなければ、明日の東京株式市場も堅調な展開になることが期待されます。

 

また、長期金利が前日比0.095%低い0.385%と大幅に低下したことで、このところ大きく売りこまれていた不動産セクターが、東証業種別騰落率の1位となりました。

 

さて、本日JPXから「投資部門別 株式売買状況 東証プライム [金額] 全 50 社」、「投資部門別 株式売買状況 東証グロース [金額] 全 50 社」が発表されましたので、12月第2週(12/12~12/16)の最新データを追加した推移グラフを掲載します。

 

まず、先週12月第2週(12/12~12/16)とその前後の日経平均株価の動きを時系列で追ってみます。

 

日付     始値    高値    安値    終値    前日比

12/19    27,279.92    27,349.58    27,165.78    27,237.64    -289.48
12/16    27,706.70    27,713.04    27,488.83    27,527.12    -524.58
12/15    27,991.14    28,163.17    27,987.54    28,051.70    -104.51
12/14    28,005.03    28,195.69    27,993.78    28,156.21    +201.36
12/13    28,067.37    28,116.56    27,907.49    27,954.85    +112.52
12/12    27,741.10    27,865.72    27,734.66    27,842.33    -58.68
12/09    27,633.96    27,952.80    27,633.96    27,901.01    +326.58

 

先週は、FOMC後の声明やパウエルFRB議長の記者会見から、金融引き締め政策の長期化から米国の景気後退懸念が取りざたされたことで、米主要3指数の下落傾向が週末にかけて鮮明となり、つれて東京株式市場においても、調整色の強い展開となりました。

 

そんな中、投資部門別売買動向はどう推移していたのかを推移グラフで見てみます。

 

上が東証プライム(東証一部)、下が東証グロース(東証マザーズ)の投資部門別売買動向の推移グラフになります。

 

 

 

東証プライム市場において、買い越した投資主体は、事業法人(1,385億円)、個人(1,110億円)、その他法人等(394億円)などです。

 

一方で、売り越した投資主体は、投資信託(1,370億円)、信託銀行(1,006億円)、証券会社の自己売買部門(499億円)などです。

 

GPIFなど年金資金を運用している信託銀行が、11月第3週から5週連続で売り越し基調に転換していることで需給が悪化しています。

 

先週、東証プライム市場において海外投資家は売り買い拮抗でした(推移グラフで先週の海外投資家の部分が見えないのはそのため)が、個人投資家は事業法人に次ぐ買い越し額となっています。

 

今週は日銀ショックで大きく調整したことで、個人投資家はさらに買い越し額を膨らませている可能性が高く、海外投資家がクリスマス休暇に入っている現在、この建玉が戻りを抑える主因となっているのかもしれません。

 

日経平均 26,507.87   △120.15(+0.46%)

 

TOPIX      1,908.17    △14.85(+0.78%)

 

売買代金(東証プライム) 2,562,633(百万円)

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  92.79  値上がり銘柄数  1,431  値下がり銘柄数  337

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレでした。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。