おはようございます。
昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。
NYダウは0.13%安の33,700.28と反落、NASDAQは1.09%安の11,024.51と反落、S&P500は0.48%安の3,949.94と反落しました。
米国債10年物利回りは、3.832とほぼ変わらずでした。米国債2年物利回りは、4.559%と2bp上昇しました。
ドル円は、1ドル142.092円とドル高円安基調で推移しています。
WTI原油先物は、1バレル80.16ドルとほぼ変わらずでした。
SOX指数は、1.77%安の2,675.85と3日ぶりに反落しました。
大証ナイトの日経平均先物は28,040 △70、CME日経平均先物は28,055 △90となっています。
昨晩の米国株式市場は、GAFAM+Tのうちマイクロソフトが0.34%高となった以外はテスラが6.84%安となるなど高PER銘柄のハイテク銘柄が売られる一方で、生活必需品、公共事業、ヘルスケアなどディフェンシブ銘柄が相場を支えましたが、中国でのロックダウンによる米国経済への影響への懸念から、主要3指数がそろって反落しました。
昨日まで香港ハンセン指数、上海総合指数ともに4日続落となっており、広東省広州市白雲区などでのロックダウンの影響が懸念されるところですが、香港ハンセン指数は年初来安値、上海総合指数は年初来安値に顔合わせをしてからの戻り高値を付けた後の自然な調整局面とも見られます。
米国株式市場でも、最近はディフェンシブセクターへの資本移動が進んでおり、主要3指数は軟調なものの相場全体で見たら、NYダウは値上がり銘柄数19、値下がり銘柄数11、S&P500は値上がり銘柄数270に対して、値下がり銘柄数233と値上がり銘柄数が多く、相場全体では堅調だったと言えそうです(NASDAQは高PER銘柄の構成比が高く値上がり銘柄数1,193に対し値下がり銘柄数2,084となっています)。
S&P500セクター別では、CONSUMER CYCLICALが1.41%安、ENERGYが1.39%安、TECHNOLOGYが1.13%安となるなど4セクターが下落しましたが、CONSUMER DEFENSIVEが0.98%高、REAL ESTATEが0.72%高、UTILITIESが0.05%高となるなど9セクターが上昇しました。
本日の東京株式市場は、米国株式市場で主要3指数がそろって反落したものの、大証ナイトセッションの日経平均先物やCME日経平均先物が節目の28,000円を超えた水準で取引を終えている子tから、日経平均株価も28,000円を超えた水準で寄り付いた後も堅調な推移となることが期待されます。
しかし、明日23日(Wed.)は勤労感謝の日で東京株式市場は休場となっており、一旦買いポジションをクローズし利益確定するための売り物やヘッジ売りが増える可能性もあることから、取引終盤にかけてだれる展開に警戒したいところです。