おはようございます。

 

昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。

 

NYダウは0.02%安の33,546.32と続落、NASDAQは0.35%安の11,144.96と続落、S&P500は0.31%安の3,946.56と続落しました。

 

米国債10年物利回りは、3.769%と7bp上昇しました。米国債2年物利回りは、4.461%と10bp上昇しました。

 

ドル円は、1ドル140.214円とドル高円安基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル82.06ドルと大幅に下落しました。

 

SOX指数は、1.05%高の2,719.10と反発しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は27,970 ▼10、CME日経平均先物は27,965 △45となっています。

 

昨晩の米国株式市場は、セントルイス連銀のブラード総裁のタカ派発言を受け米長短期金利が上昇したことでNYダウは一時314.08ドル安まで売られましたが、1Q決算で売上高が市場予想を上回り通期の業績見通しを上方修正したシスコシステムズが4.96%上昇するなど個別銘柄の上昇に支えられ、主要3指数はそろって小幅に下落した水準まで買い戻されました。

 

セントルイス連銀のブラード総裁は、政策金利が十分抑制的な水準に達するためには5.00-5.25%まで引き上げる必要があるとの認識を示しました。

 

以前は4.75-5.00%との認識を示していたため、見通しが上方修正されたことになり、米長短期金利が上昇しました。

 

本日の東京株式市場は、昨日の東京株式市場でインバウンド需要への期待感からリオープン銘柄を中心に幅広い銘柄が買われ市場センチメントは良好であることから、海外市況は軟調であるものの日経平均株価は28,000円を挟んだ値動きとなることが期待されます。

 

週末要因で一定の売り需要が見込まれますが、一昨晩大幅に下落していたSOX指数が早くも反発してきたことで、昨日売り込まれていた半導体関連銘柄に買戻しの機運が高まれば、東京エレクトロンやアドバンテストなど日経平均株価採用値嵩株の買いを通して、日経平均株価の上昇要因となるのではないかと思います。

 

また、日経平均株価採用銘柄ではありませんが、昨日大幅安となったレーザーテックにも下げ止まりの兆候が見られれば、市場センチメントの好転につながることが期待されます。

 

先週まで続いた海外投資家の買い越しトレンドが今週も継続していれば、今週も日経平均株価28,000円、TOPIX1,950ptを上回った水準で終わる可能性が高く、大引けでの売買に注目が集まりそうです。