こんばんは。

 

本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。

 

日経平均株価、TOPIX、日経JASDAQは5日続伸、東証2部は8日続伸、東証マザーズ、東証REIT指数は3日続伸しました。

 

昨晩の米国株式市場は、デフォルトが懸念されていた利払いの支払期限が16日(Wed.)だったロシアの外貨建て国債に対し、米ドルでの支払いが実施されたことが確認されたとの報道や、決定事項は少なかったものの3月FOMCで決議された今後の金融引き締め政策に対する市場の評価が概ね好意的であったことを好感し、主要3指数がそろって続伸しました。

 

本日の東京株式市場は、ロシアの外貨建て国債のデフォルト懸念が後退したことや、今週の上昇局面で出遅れていた投資家の買いが利益確定売りやヘッジ売りを吸収したことで、主要株価指数がそろって続伸しました。

 

3月FOMCを無難に通過したことに加え、懸念されていたロシアの外貨建て国債の利払いが実施されていたことが確認されたことで、金融市場に安心感が広がったことが、週末にかけての上昇につながったようです。

 

ただ、ロシア国債のデフォルト懸念に関しては、米モルガン・スタンレーの試算によると元本と利息を合わせて3月31日(Thu.)に4億4700万ドル、4月4日(Mon.)に21億2900万ドルの支払いが控えていることから、ウクライナ情勢の長期化によりさらなる金融制裁により金融市場を揺さぶる可能性もあり、月末にかけてリスク要因として意識される可能性も意識しておいた方がよさそうです。

 

時計の針を先週まで戻してみれば、戻りを試す展開となった今週の値動きの初動でどういった材料がカタリストとなったかが、分かるのではないかと思います。

 

まず、一番の支援材料となったのが9日(Wed.)に、UAEがOPECに原油増産を検討するよう働き掛ける方針を表明したことでWTI原油先物が急落したことでしょうか。

 

 

次に、11日(Fri.)の引け後にドル円が1ドル117円台とドル高円安が進んだことがあげられそうです。

 

 

極めてシンプルに考えれば、貿易立国日本にとって輸入価格の下落につながる資源安と、輸出企業の収益改善につながるドル高円安が、今週の上昇に寄与したのではないでしょうか。

 

ウクライナ情勢にはなお不透明感が残るものの、近代戦は早期決着となることが多いため市場は戦後の復興需要や金融市場の正常化を織り込みに行くフェーズに移行しつつあるのかもしれません。

 

日経平均 26,827.43   △174.54(+0.65%)

 

TOPIX      1,909.27     △10.26(+0.54%)

 

売買代金 4,142,702(百万円)

 

騰落レシオ(25日移動平均ベース)  94.17  値上がり銘柄数  1,268  値下がり銘柄数  826

 

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売買結果

 

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本日は、ノートレです。

 

本日のトレードの確定損益は、

 

       [   0  -   0 (売買手数料) +  0 (キャッシュバック)  =  0  ]

 

となります。