こんばんは。
本日の東京株式市場は、主要株価指数がそろって上昇しました。
日経平均株価、TOPIX、東証2部、日経JASDAQ、東証マザーズは続伸、東証REIT指数は反発しました。
先週末の米国株式市場は、午前中は軟調な滑り出しとなっていましたが、週末を控えポジション調整の動きが活発化し、好決算を発表した銘柄には買いが集まるなど、次第に買い戻しの流れとなり主要3指数がそろって上昇しました。
本日の東京株式市場は、先週末の米国株式市場が堅調な推移を見せていたことや米長短金利の上昇が一服していたことから買い安心感が広がり、ヘッジ売りの買い戻しを巻き込んで上昇しました。
本日の東京株式市場と債券市場において、大きな変化が複数見られましたので、目先潮目が変わる可能性もあり、信用取り組みや投資部門別売買動向の変化を注視しつつ、今後の市場の動向に注意を払いたいと思います。
主な変化は次の2点。
1.長期金利(新発10年物国債利回り)が、日銀がマイナス金利政策を決めた2016年1月以来となる0.185%をつけた
2.日経平均株価の月間の下落幅は、新型コロナ禍初期の2020年3月以来の大きさとなったもの本日は月末アノマリーなどで下押すことなく、東証一部の月曜日の売買代金としてはかなり多い3.2兆円の売買をこなして上昇した
1.からは債券市場から株式市場への資金シフトが期待できること、2.からは投資家のセンチメントの変化が期待できるのではないかと考えています。
黒田日銀総裁は前回の金融政策決定会合後の会見で、「利上げとか現在の緩和的な金融政策を変更するというようなことは全く考えていないし、そうした議論もしていない」と言い切ったもの、金融引き締め路線へ各国中央銀行が転換していく世界的な潮流の中、足元の物価高を持続的なインフレ基調の初動と市場がとらえている可能性があるので、長期金利が上昇傾向となっているのかもしれません。
もしもそうした流れが日本でも定着していくのであれば、株式市場は目先日銀の金融引き締め路線への転換を先取りして、米国株式市場同様大きく振らされる可能性がありますが、長期的な目線で見れば長らく続いたデフレ経済からの脱却の可能性もあることから、株式市場にとってはプラスに働くのではないかと思います。
携帯電話の値下げ効果が剥落する今春からの物価上昇率が、いよいよ2%を超えてくるのかどうか、もしそうなった場合、政府・日銀はどう対応していくのか、新型コロナ禍の出口が見えず必ずしも好景気とは言えない現状で、どのようにしてインフレを抑え込んで物価を安定させていくのか、今年は大きな変化の年となりそうです。
日経平均 27,001.98 △284.64(+1.07%)
TOPIX 1,895.93 △19.04(+1.01%)
騰落レシオ(25日移動平均ベース) 92.95 値上がり銘柄数 1,715 値下がり銘柄数 417
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売買結果
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本日は、ノートレです。
本日のトレードの確定損益は、
[ 0 - 0 (売買手数料) + 0 (キャッシュバック) = 0 ]
となります。